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錯体化学若手の会夏の学校2019に参加しました

お久しぶりです。M2の星です。

少し時間が空いてしまいましたが、7/31-8/2に開催された錯体化学若手の会夏の学校に参加しました。

今年の会場は、山形県天童市にある栄屋ホテルです。

天童市といえば将棋の駒が有名ですね。天童駅のホームにも将棋の駒が描いてありました。

ちょっと話がそれますが、上の写真にあるような「馬」を左右反対にした字が描いてある駒を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

これは左馬(ひだりうま)と呼ばれていて、とても縁起が良いとされているものです。

その由来は数多くの説がありますが、一つに「うま」を反対から読むと「まう(=舞う)」となって、お祝いの席での舞を連想させるというものがあります。

さて、天童駅から送迎バスで10分ほどでしょうか、今年の会場である栄屋ホテルに到着しました。

有機化学とは少し離れた分野に研究室から一人で来たということもあり、これまでにない緊張感がありました。

先生方のご講演は様々な分野に渡っており、難しいお話が多かったですがどの先生も熱く語っていらっしゃって、聴いていて楽しい講演ばかりでした。

講演会場は十分なスペースがありモニターも見やすく、食事も豪華であったりと非常に過ごしやすいホテルでした。

同部屋の方々は当然ながら錯体化学を専門にしている方ばかりでしたが(笑)、お互いの研究生活の話などで交流を深めることができました。

夏の学校といえばエクスカーションもあります。さすがは天童、書駒体験があったのでそれに参加することにしました。

少し大きめの駒に筆を使って好きな字を書けるのですが、これが思ったよりも難しい・・・。今回はその場の思いつきで「飛」という文字を描いてみました。

天童タワーや駅前でお土産も探しましたが、とにかく将棋の駒だらけ。食べ物を探すなら山形駅とかの方が良さそうです・・・。

僕は将棋好きということもあってどれだけ見ていても飽きないですが、それにしてもここまで街が駒であふれているとは思いませんでした。

さて、夏の学校の夜はポスター発表と懇親会です。会場は講演が行われていた場所と同じで、壁一面にポスターが貼られています。

普段聞けない分野の研究について聞くことができてとても有意義でした。やはり有機合成に苦労している人も少なからずいて、有機化学の話で盛り上がることも。

僕は二日目に発表しましたが、懇親会も含めて色々な研究室の学生や先生方とお話できて楽しかったです。

二日目の懇親会の中で、東大の磯部先生、金沢大の酒田先生とお話する機会がありました。

磯部先生といえば有機化学を専攻していれば知らない人はいない先生ですが、まさか錯体化学の学会でご講演を聴けるとは思いませんでした。

完全に有機化学、物理化学寄りのお話でしたが(笑)、とにかく終始熱く語っていらして非常に印象に残っています。

酒田先生には初めてお目にかかりましたが、金沢大学秋根研究室で准教授をなさっている先生です。

来年度の夏の学校が北陸で開催されることに決まっていたそうで、来年度は世話人をしてくださるそうです。

先生方お二人と写真を撮っていただくことができました(下の写真右)。左が磯部先生、右が酒田先生です。

全く違う分野からの参加でしたが、様々なバックグラウンドを持った方々とお話ができてとても楽しかったです。

錯体化学を専門としている方はもちろん、そうでない方にもぜひおすすめしたいので、来年度の夏の学校について少し紹介します。

来年度の錯体化学若手の会夏の学校は福井県あわら市にあるあわら温泉で開催される予定です。

観光をするのにも絶好の場所ですが、エクスカーションにも力を入れるようで既にいくつも候補が挙がっていました。

もちろん開催地も重要ですが、思ったよりも色々な分野の方がいて錯体化学を専門としていなくても問題なく輪に入っていける雰囲気があります。

来年度どの夏の学校に参加するか迷っている方、錯体化学若手の会も検討してみてはいかがでしょうか。僕も早速研究室の後輩に勧めています。

長くなってしまいましたが、それでは今回はこの辺で。

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D3。ボードゲームやプログラミングなど、頭を使うことが好き。

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