本年度から山口潤一郎研究室に講師(任期付)として着任した小田木(おだぎ)と申します。
前職は東京農業大学生命科学部分子生命化学科の有機合成化学研究室で助教を務めておりました。
それ以前の略歴については、Memberページをご覧いただければ幸いです。
今回は、3月から5月にかけての出来事について、簡単にご紹介させていただきます。
アイキャッチ画像は、早稲田で一番お気に入りのラーメン屋”ゴッソウ(GOSSOU)”のラーメンです。
3月:日本化学会年会・アジア国際シンポジウムで講演
3月は年度末ということもあり、毎年忙しないですが、今年は日本化学会年会の会期が3月26日-29日ということで、異動も重なり例年に増してバタバタしておりました。
年会では、アジア国際シンポジウムで講演させていただく機会を頂戴しました。
アジア国際シンポジウムは、日本化学会の各ディビジョンが春季年会期間中に開催している会で、日中韓を中心とした若手研究者が発表するシンポジウムになっています(毎回、関連分野のA・B講演と裏被りするのなんとかならないんですかね、、)。
天然物合成の分野からは、わたしとTuoping Luo准教授(北京大)の発表がありました。懇親会もあり、様々な先生と研究の話や各国のアカデミア事情、研究室運営に関して色々とお話しすることができ、非常に有意義な時間となりました。
お声かけくださいました蓑島先生をはじめ、ご関係の諸先生方に改めて深く御礼申し上げます。
- 講演者とオーガナイザーの集合写真
4月:新天地でのスタートと、色分け問題
昨年度・今年度と続いての異動となったのですが、研究室が変わるとルールも変わります。
試薬一つとってもどこにあるかわからない、、4月は現環境になれるのに精一杯でした。
中でも、私が思う合成系の異動で一番困るのが、溶媒の色分けです。
ほとんどの研究室は、ボトルや瓶に小分けした溶媒の種類が一目でわかるように、ビニールテープなどで色分けをして中身を識別していると思います。
基本的な溶媒は、ヘキサン、酢酸エチル、クロロホルム、ジクロロメタン、メタノール、アセトンの6種類(+αでエーテルなどあったりなかったり)。これはこれまでの研究室はすべて一緒でした。
しかし、対応するテープの色が、研究室ごとに全然違う、、
うっかり間違えれば、実験どころか安全にも関わる問題になりかねません。
去年も苦労したのですが、今回は前研究室・前々研究室の記憶が混ざってさらに大混乱。これなんだっけって考える時間ももったいないので、早く慣れたいところです、、
5月:KOシンポにて講演
5月10日には、第12回 慶應有機化学若手シンポジウム(KOシンポ)で講演させていただきました。
KOシンポは、山口研では毎年全員参加の恒例行事で、研究室の年間スケジュールにも組み込まれているビッグイベントです。
今回の講演では、これまで所属していた農工大および農大での研究成果を中心に発表しました。
このたびはお声がけいただきました小椋先生、松丸先生をはじめ、ご関係のすべての先生方に心より御礼申し上げます。
今後は、山口研での研究成果を学会発表できるように、日々の研究にしっかり取り組んでいきたいと思います!
シンポジウムの詳しい様子は、近いうちに学生がブログで紹介してくれる予定ですので、そちらもぜひご期待ください。
- 第12回KOシンポ
- 登壇しました!
なんだか取り止めのない内容になってしまいましたが、引き続き何卒よろしくお願いいたします。
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