こんにちは、バブルです!今回は留学体験記第二弾ということで、MITでの生活で感じたことをお伝えしたいと思います。
第一弾はこちら。
そもそもなぜRadosevich研を選んだかというと、自分が今までやってきた研究がPに関連したテーマで、独自に開発したPhosphetane触媒の反応開発をしているRadosevich研に留学しようと決めました。
手続き編
MITに留学するには英語能力が審査されるのですが、私の場合はAlexと面談するだけで大丈夫でした。手続き書類や教育系のテストなど事前にやることは沢山ありましたが、難しいことはほとんどありません。
あとは研究室に行く前に化学科の留学担当スタッフと面談がありましたが、とても優しいので問題ありません。
IDはモバイルとカード2つのタイプがあります。カードは自動発券機で簡単に発行できます。専用のアプリ(MIT ATLAS)もあり、これでワクチン接種証明などができます。モバイル版があるのはとても便利で、早稲田も取り入れて欲しいです。。
研究生活編
実験
Radosevich研は一人一つドラフトが与えられ、その中にスターラー二個、ライン一個があります。ドアノブごとに手袋必須、手袋で触っては絶対だめのマークがあったり、実験を始める前に動画で講義を受けて承諾を得ないと実験できなかったりしてとても安全面に配慮された環境でした。
Radosevich研の欠点はNMRまでが遠いことです。Radosevich研はbuilding 6、NMR室はbuilding 18にあり、薄暗い道を5分くらい歩かなければ辿り着けません。MITは建物がどこかしらで繋がっているので雨に濡れる心配はないですが、慣れるまではどこが繋がっているのか分かりづらく大変でした。NMR室には全部で7台NMRがあり、各装置に60個ぐらいずつスロットがあります。もちろん自動なので入れておけば終夜測定も簡単に出来ますし、データは自動的にメールで転送されるのでとても便利でした!NMR専属のおじさん達がいて、サンプルを回収してまとめておいてくれます。私がNMR取れないサンプルがあった時は色々な方法で観測できないか試して下さり、とても優しかったです。
Alexは学生指導にとても力を入れている印象があり、週一回minimeeting(先週何をやったか)とmeeting(ポスドク候補の方の研究発表や論文紹介など内容は様々、夏はほとんどなかったですが)があります。minimeetingの際はポスドクの方はもちろんAlexが色々アドバイスして下さいます。これは事前に簡単なレポートを作り、それを映し出す形式だったので何とか言いたいことは伝わりました。また、ポスドクの方の就活プレゼン練習会のときもAlexは熱心にアドバイスしていました。ちなみにmeetingのときは必ずポスドクの人がジュースとお菓子を用意してくれてそれを食べながら聞いてました。
誕生日
ものすごいド派手な色をした甘いケーキ(ときどきビール)が出てきます。個人的には茶色のケーキよりカラフルなケーキの方が甘すぎず食べやすかったです笑。私はたまたま研究室初日に誕生日の人がいたので初日からケーキとビールをいただき衝撃を受けました。
ちなみにアメリカの大学にはBarがあるところが多いそうです。MITにはMuddyというのがあり、21歳以上IDと学生証を持っていないと入れません。中ではビール、サワー的なものが飲めます。一番安いやつだよと言われたビールは美味しくなかったですが、基本的には飲めます。アメリカのビールは日本に比べ度数が高いのでいつもよりも早めに酔えます。トップの写真はポスドクのfarewell partyでMuddyに行ったときです!
ボウリング
ポスドクのfarewell partyで行きました。ボウリング場に着くと球が小さくて驚きました。アメリカのボウリングはこういうものなのかと思ったら、ここだけが異常らしく他で同じようなボウリング場はないそうです。。最初は慣れない大きさの球に苦戦しましたがコツを掴んだら結構上手くなり、決勝戦でAlexと戦うレベルまでになりました!笑Alexはとても上手く最終的に負けてしまいましたがとても楽しかったです!この日撮った集合写真は数年ぶりに新しく研究室のホームページ写真に使われています!
花火大会
7/4は独立記念日で、この日は一日お祭りみたいな感じでお昼からキャンパス内でもBBQをしたりダンスをしたりしている人がいました。私はラボメンバー数人とチャールズ川横でビールとお菓子を食べながら楽しみました。久しぶりに見た花火だったからかとても綺麗でした。ボストンではこの日以外は花火禁止らしいです。
My farewell party
わたしとポスドクの方が研究室を去るのが同じタイミングだったので一緒にしてもらいました。火鍋屋さんに行ったのですが、海鮮や野菜が豊富でとても美味しかったです!(Green teaと長芋は日本とは全然違くて食べられませんでした。。)行く途中でタピオカを配っており、アメリカでも流行っているのかな?と思いました。ちなみにタピオカのことを私の周りの人はbobaと言っていましたが、英語で何と言うのか調べたらbubbleとも言うそうです!
今回はMITで体験したことをお伝えしました。徐々にコロナ禍前の生活に戻っている段階での留学だったので、色々なことを経験できて充実した留学生活を送れました。次回は日常生活や観光したことについてお伝えできたらなと思います。楽しみにしていて下さい!
黒澤美樹
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