9/23に、香港浸会大学大学のJun (Joelle) Wang教授を本学に招聘して講演会を開催しました。
九州大学大嶋先生のホストで、JSPS外国人招へい研究者として来日しました。全国20以上の大学を回る怒涛のスケジュールで、この記事を書いている現在も、まだ日本に滞在中です。
当日昼に早稲田駅まで潤さんが迎えに行き、早稲田121号館に到着。潤さんとのディスカッションの後、僕、カトケンとディスカッションしていただきました。訪問前日に投稿したC–F結合開裂反応についてフィードバックをいただきました。とても話しやすい気さくな先生で、ディスカッションの他、以前参加したSICC-11や23-ICOSの話、自身のラボについてもお聞きすることができました。印象的だったのは、週1-2時間程度バドミントンの時間が設けられていること。学科の垣根を超えて色々な人が参加するらしく、リフレッシュも兼ねてWang先生も参加するそうです。
その後、121号館コマツホールにて講演会。”Facile Access to Chiral Phosphorus Compounds via Transition Metal-catalyzed Asymmetric Hydrophosphination”というタイトルで、金属触媒を用いた新規リン化合物の開発とその応用についてお話しいただきました。多種多様なキラルリン配位子の合成を展開しており、見たこともないような配位子が登場してきました。個人的には、生成物が配位子としてもはたらいてしまうという本研究ならでは苦悩や、二種類の配位子による反応制御が印象的でした。
講演会後はWang先生と潤さんと3人で神楽坂の鉄板焼きの店へ。最近は気温もだいぶ落ち着き、夕方になるとだいぶ涼しくなります。せっかくなので少し歩きつつ店に向かいました。秋風を一瞬楽しむ程度に散歩した後はタクシーで店に。料理は、淡路島をコンセプトにした創作料理で、目で楽しむKawaii一皿が次々出てくるコースでした。潤さんご馳走様でした!SUSTech時代の話、潤さんが過去に訪問した時の思い出などを聞くことできました。
2次会は研究室での飲み会に参加していただきました。もちろんスタートは中国式の干杯(杯の酒を飲み干すという意)。ゲストや尊敬する人に対してone by oneで干杯して行くのが中国流だとのことでした。潤さんのSUSTech訪問時もこの歓迎方式だったらしく、Wang先生は、それでも生きていた潤さんの姿が鮮明に記憶に残っているようでした。Wang先生が帰られた後も飲み会は続きましたが、先週の有機合成セミナーの疲れ、そして何より2日後に伊丹さん訪問が予定されていたので、1時位には解散しました。
Wang先生は終始雰囲気が良く、色々な先生との交流が深いのも納得でした。Wang先生、早稲田への訪問ありがとうございました!
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