2024年9月25日、ついに待ちに待った日がやってきました!!
理化学研究所の主任研究員であり、潤さんの元ボスの伊丹健一郎先生が本学でご講演されました。
実は、潤さんがこれまでなんども講演をお願いしていましたが、都合がつかず実現できていませんでしたが、今回ようやく本学に伊丹先生をお迎えできました。
この日は朝9時に伊丹先生が到着され、ディスカッションが始まりました。過去最多の14人もの学生が名乗りを上げた結果、お昼をはさんで講演会の40分前までディスカッションという超過密スケジュールでした。そんな中でも、伊丹先生は「なんでやろな〜」「こうしたらどうや?」と親身になって悩み、アドバイスしてくださり、本当に感謝しかありません。
お昼は森の風でランチをしました。僕らが研究している121号館とは別棟の15階にあり外を一望できるレストランです。始めて行きましたが、昼でも絶景でした。理研に移られた経緯や、大学とは性能が段違いの機器の話から、研究のほとんどが学生が提案した分子だというぶっちゃけ話や、クレイジーだからこそ面白いという伊丹先生の研究道など、話せました。
そして待ちに待った講演会。タイトルは「未踏炭素機能科学をめざして 破格の分子で拓くOut-of-the-box science」。
講演開始直後に、伊丹先生からサプライズが!
それは、伊丹先生と一緒に名大伊丹研を礎をつくった潤さんへの感謝と、Mukaiyama Awardを受賞したお祝いでした。
自分は伊丹先生の講演を生で聞いたことがなく、今回始めて聞いてoverwhelmed!文字ではなかなか上手く伝わらないかもですが、面白すぎてあっという間の1時間でした。ナノカーボンクリックケミストリー、タンパク質間相互作用をナノカーボンで制御する、カイコの中で反応させる話など、まさに常識ハズレのUnpublishedな結果が次々に飛び出し、感動しました。美しいカタチと機能を併せ持ったナノカーボンのパワーに驚きました。また講演の中で「有機エレクトロニクスに革命をもたらしたい」「Overturn the common sence」など情熱溢れる言葉を拝聴できたことも印象的でした。B4からD3まで全学年が次々と質問し、講演会の終わりにはみんなすっかり”itamize”(伊丹先生に魅了される、という意味の造語)されていました笑。
さて、いつもの流れであればスタッフと夕食後に飲み会ですが、今回は学生との時間を長く取りたいということで、講演後すぐに飲み会をはじめました。潤さんと伊丹先生の昔懐かしトークや、高校生向けの講演には国際会議を蹴ってでもいくという伊丹先生の熱い話も聞けました。伊丹先生が好きなキャベツ太郎を事前に仕入れていた稲垣と白井はナイスでした。伊丹先生とても喜んでいました。また、伊丹先生のオモロイ講演に感化されたか、原がドクター進学を宣言し、白井と久保と自分がサインをもらうなど、交流を深めることができました。自分は記憶にないですが、伊丹先生からもらった刺激をぶつけるかのごとく、伊丹先生が帰られたあとも、飲みは続いたそうです。
今回、自分が憧れる伊丹先生の講演を聞き、サインまでいただけたことはこの上ない喜びです。伊丹先生、この度はお忙しい中、山口研に来てくださってありがとうございました!
守屋瑛人
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