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シュトーレンを作ろう!

明けましておめでとうございます🌅。M2の田畑です。

年内にブログ書こうと思ってたのですが年末バタついてしまい年が明けてしまいました。時が経つのが早すぎます。。。

 

えー、もうお正月を迎えてしまい季節外れもいいとこですが、、、皆さんはクリスマスはいつもどのように過ごされますか?

クリスマスパーティーをしたり、イルミネーションを見に行ったり、美味しいご飯を食べに行ったり、実験に明け暮れたり。。。いろんな過ごし方があると思います。私はこの前のクリスマスにシュトーレンを焼きました。

 

⚠︎以下クリスマスシーズンのお話が続きます🎄。今年のクリスマスに向けての先取りということにして、温かい目でお読み下さい。。。。。

 

シュトーレンとは

シュトーレンはドイツの伝統的なクリスマスの発酵菓子です。洋酒漬けのドライフルーツやナッツがたっぷり織り込まれていて、シナモンやカルダモンなどのスパイスが効いているのも特徴です。ドイツではアドヴェント(クリスマス前4週間の準備期間)に少しづつ食べ進めてクリスマスを持ち望むという習慣があります。焼成後にたっぷりとバターを染み込ませ、砂糖でコーティングすることで日持ちがするのも特徴です。真っ白な粉糖をまとった様子はおくるみに包まれたイエス・キリストの姿を表していると言われています。

シュトーレンの発祥はザクセン州のドレスデンとされており、最も古い記録は1474年まで遡ります。当時はアドヴェント期間の乳製品の摂取が禁止されていたため、オーツ麦やなたね油などから作られたとても質素なものだったと言われています。その後1491年に「バター書簡(Butterbrief))」が公布されると、バターや牛乳を使った美味しいシュトーレンが世に広まりました。

シュトーレン発祥の地ドレスデンでも特に有名なお店が、ドイツ王室御用達のエミールライマン。カンカンに入った高級感漂うシュトーレンがいただけます。サイトを覗いたらなんだかいろいろな種類があるようで(ドイツ語読めないので詳細は分かりませんが。。。)、どれも美味しそうでした。食べたい。。。

あとはギネスブックに「世界で最も美しい牛乳屋さん」として登録されているPfund Molkereiです。店内は超おしゃれでまるで宮殿のよう。乳製品を取り扱うお店なのでチーズなども売られています。行ってみたいなぁ。。。

シュトーレン作り

うんちくはここまでにして早速シュトーレン作りに取り掛かりましょう。シュトーレン作りはなかなか手かががります。

まずはドライフルーツの洋酒漬けを作ります。漬ける期間に決まりはないですが、2ヶ月くらい漬けておくとアルコールのキツさが消えてかなり美味しくなります(個人の感想です)。漬けるお酒は保存性を高めるためにも度数の高いもの(40~50度くらい)を使いましょう。私はラム酒とブランデーをミックスして使っています。他にもキルシュやコアントロー、グランマルニエなどのフルーツが原料のリキュールは相性が良いです。カビの繁殖を防ぐため、清潔なビンやジップロックなどに入れて空気に触れないようにたっぷりの洋酒につけます。初めのうちはこまめにチェックし、フルーツの表面が出ないよう適宜洋酒を継ぎ足します。カビに気をつけていれば1年くらいはもちます。シュトーレン以外にもパウンドケーキなど使い道はたくさんあるので多めに漬けちゃって大丈夫です。

ちなみに漬けた後のお酒は香りも良くとても美味しそうに見えますが、飲むと酒税法に引っかかるので絶対にNGです。ブドウ(レーズン)をお酒に漬けること自体が法に触れちゃうんです。「ラムレーズンを作る」ことは製菓扱いなのでOKですが、「レーズンを漬けた”お酒を作る”」行為は違法になります。もったいなく感じてしまうかもしれませんが、残ったお酒は捨てましょう。他にも米や麦、酒類のかすなんかもアウトです。発酵しやすいものがダメなようです。梅酒をご自宅で作る方も多いと思いますが、これは個人で楽しむ分にはOKで販売すると違法になります。また、ワインなどのアルコール度数が20度未満のものに何かを漬けるのは個人で楽しむだけあってもダメなようです。うーん難しい。

 

シュトーレンの作り方はざっくり2種類あります。材料を全部混ぜて発酵させて焼く、という最もオーソドックスなパンの作り方であるストレート法と、生地を2回に分けてこねる中種法です。シュトーレンは砂糖やバターがたっぷり含まれており発酵しにくいため、あらかじめ発酵させた生地と合わせる中種法を採用しているものが多いです。手間は増えますがパサつきにくくふっくらと焼きあがる(気がする)のでおすすめです。

中にはマジパン(マジパンローマッセ)が挟んであります。マジパンはアーモンドの粉末を砂糖と練り混ぜたもので、富澤商店などの製菓材料店で手に入ります。自作もできます。生地に練り込むレシピもありますが私は挟むタイプが好きです🫶この棒状のマジパンはイエス・キリストのご身体を表しているとも言われています。余ったものは焼き菓子に入れるとワンランク上の味わいになります。ぜひ。

焼き上がったらバターを塗りたくります。本当は溶かしバターにドボンと漬けるのですが量がないのでハケで塗りました。それでもバター丸々1本使い切りました。。。恐ろしや。。そしてお次はグラニュー糖をこれまたたっぷりとまぶします。カロリー爆弾になりますが、これが日持ちの秘訣なのでケチらずいきましょう!!!粗熱を取ったら最後に粉糖をまぶして完成!!

今回はチョコレートバージョンも作りました。ちなみにこれは富澤商店さんが公表しているレシピを参考にしました。フルーツもナッツもぎっしりで美味しかった。。。

どちらも美味しくできて大満足です。みなさんもぜひ作ってみて下さい!!!

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回のブログで👋

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田畑智絵

田畑智絵

M2山口研究室
食べるの大好き、話すの大好きな7期生唯一の女子 全てのことを楽しんで。全力で取り組みます!

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