大北です。遅ればせながら、7月の出来事の報告です…。
7月18, 19日に「第5回野依フォーラム若手育成塾」に参加してきました。
とてもいい経験や刺激をたくさん受けたので、この記事でみなさんに宣伝します笑。
野依フォーラム若手育成塾(以下、野依塾)とは
趣旨:国際企業に通用するリーダー型研究者の卵を養成する
・日本の製薬・化学工業界にとって、“ 真のリーダーを早期から養成する”ことが、今後も日本企業が国際競争力を持ち続けるために不可欠であるとの認識の下に、「野依フォーラム若手育成塾」を開設したい。
・優秀で志の高い若手研究者を全国から選抜し、相互に多様な刺激を与え合い、有機化学分野の知識・技術を基盤とした専門性に更に磨きをかける。
・広い視野のもとで、画期的なビジョンを創造する力と専門領域を超えダイナミックに 研究を展開する力を兼ね備え、日本の製薬・化学工業界全体をリードし、国際社会にも通用するビジブルな人材を育成する。
野依フォーラムHPより引用
という、勉強会のような学会のようなものです。(ケムステの記事もあるのでそちらもぜひ)
ありがたいことに選考(倍率は分かりません)に突破し、13人のうちの1人に選ばれ、参加することができました。
場所は名古屋大学の野依記念物質科学研究館。
野依良治先生の人物年表や実験器具などがあり、博物館のような会場でした。
1日目は、参加学生(塾生)の研究内容の口頭発表とグループディスカッションを行いました。
この場で初めての英語口頭発表を経験しました(写真なくてすみません…)。
原稿は一生懸命覚えたものの、質疑応答はいまいちでしたが、今後につながる経験だったと思います。
他の方の発表も、全合成やフロー合成、超分子など多岐にわたり、勉強になりました。
夕食後は3,4人の班に分かれ、「企業研究者として挑戦したいこと、やり遂げたいこと」というテーマで議論しました。普段ラボではなかなか話すことのない話題であり、班員もD1, D2, D3まで様々。自分と班員の意見を共有し、語り合いました。野依塾のOBで、現在企業で働いてる方がメンターをしてくださり、深い話ができたなと思います。
2日目は、グループディスカッションの報告から始まりました。各々の野望を話したいように話しました笑。
その後、企業でリサーチフェローをしていて活躍されている方々の講演会がありました。
そして、野依先生とお話しする時間もありました。初めてのノーベル賞受賞者との対面はとても緊張しました。オーラがありました。
一応ここまでの午前中で野依塾としては終わりで、午後からは野依フォーラムの例会と懇親会に参加しました。
懇親会では野依先生とお写真を撮ることができました。一生モノにしようと思います。
また、お隣の細川誠二郎研究室で、昨年博士を取得された佐藤陽日さんも偶然フォーラムに参加されていてお会いすることができました!
二日間、濃密な時間を過ごし、企業研究についての知識や視野が広がったこと、素敵な同期と知り合えたことは大きな財産であったと感じています。
研究室の同期・後輩や、これを読んだ方にもぜひ参加していただきたい集まりです。
最後になりますが、初めての名大訪問だったので、せっかくの機会!ということで伊丹研にお邪魔したり、野依研・石原の友達(ほぼ同期)と飲んだりすることもできました。構ってくれたみなさまありがとうございます〜
大北俊将
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