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学生シンポ&天然物勉強会に参加してきました!

こんにちは、ハワイ学会はお留守番の小田木です。今回は、11月12月の出来事についてご報告です。

☆有機合成化学協会関東支部・学生シンポジウム

11月は、有機合成化学協会関東支部が主催する学生シンポジウムで、講演の機会を頂戴しました。会場は、私にとって馴染み深い 東京農工大学小金井キャンパス。いわば“古巣”への凱旋ではあったのですが、まだ十分な成果を出せていないので、派手な凱旋とはいかなかったものの、とても思い入れ深い講演となりました。

このシンポの最大の特徴は、学生が主体となって運営していることです。講演者の選定から当日の座長進行まですべて学生が担当し、運営全体からフレッシュさと主体性が伝わってくる、非常に魅力的な会となっています。今回の登壇は、慶應大学・高尾研究室の 谷口さんの推薦によるもので、このような貴重な機会をいただけたことに心から感謝しています。

本会では、講演の冒頭に座長による 約5分間の演者紹介 が行われます。その準備のため、事前に学生さんからインタビュー形式で色々とお話を伺っていただきました。その内容をもとに、谷口さんが大変丁寧で温かい紹介をしてくださり、気恥ずかしさを覚えつつも、大変嬉しい時間でした。講演内容は、KOシンポでお話しした内容が中心に、山口研での研究成果を一部紹介させてもらいました。次回は すべて新しい内容で胸を張って発表できるよう、より一層努力していきます。

今回のシンポジウムを企画・開催してくださいました有機合成化学協会の皆さま、そして南雲先生、星野先生、森先生、熊田先生に心より御礼申し上げます。また、会場設営から懇親会・二次会の準備まで、細やかな心配りをもって運営してくださった 森研究室の学生の皆さんにも深く感謝いたします。

有機合成を基盤とした自由な天然物若手勉強会

12月6–7日に開催された天然物若手勉強会に参加してきました。この会は、いわゆるオープンな学会とは異なり、完全クローズド形式で行われるのが特徴で、未発表データも含めた非常に踏み込んだ議論が展開される、とても“熱い”勉強会です。近年は年に1回程度のペースで開催されており、今年は富山県立大学の深谷先生にお世話いただき、富山での開催となりました。

実は富山を訪れるのは今回が初めてでした。会場から望む雄大な立山連峰と日本海は圧巻で、普段都心からあまり出ない私は自然のスケールの大きさに圧倒されつつ、非常に良い環境で勉強会に臨むことができました。

勉強会では、自身の研究についても多くの貴重な助言をいただきました。視点の置き方や今後の展開について考えさせられる点が多く、早速研究に取り入れていきたいアイデアがいくつも得られ、現在絶賛検討中です。また、「天然物若手勉強会」という名前ではありますが、実際には分野を厳密に限定しているわけではなくバックグラウンドを問わず参加可能な会です。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください!

大変ご多忙の中、本勉強会の準備・運営をしてくださいました深谷先生に、心より感謝申し上げます。非常に刺激的で実りある2日間を、ありがとうございました!


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小田木陽

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