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Yongseok Kwon先生講演会

こんにちは、M1の高岡です。秋も深まり、朝晩の空気がすっかり冷たくなってきましたね。ついこの前まで夏の暑さにうんざりしていたのが嘘のようです。

今回は、そんな夏の暑さが残る頃に開催された、Yongseok Kwon先生講演会について振り返ります。
Kwon先生は、2021年より成均館大学にて助教授を務められている韓国の有機化学者で、ACP Lectureship Awardの受賞に伴い来日されました。

当日は、まず本研究室M2の白井亮太朗さんがKwon先生をご案内し、東京駅周辺を観光したのちに、一緒に昼食をとられました。

その後、121号館の山口研究室にお越しいただき、潤さんとの会談、そして僕を含む学生3名とのディスカッションの時間を設けていただきました。

僕はこのディスカッションに立候補したものの、海外の先生と英語でということで、やはり前日からかなり緊張しました笑。英語で作り直したスライドを読み込み、専門用語を何度も確認して臨みました…。しかし、いざ自分の研究内容を話し始めてみると、緊張はすぐに消えました。
何より、Kwon先生から多くの質問やアイデアをいただき、非常に充実した時間でした。むしろ時間が全く足りないと感じるほどで、素直にもっとお話ししたかったです。また、海外の先生と有機化学のディスカッションをしっかりと行えたことは、大きな自信にもなりました。

ディスカッションの後は、Kwon先生にご講演をしていただきました。
講演のテーマは「Catalytic Dynamic Kinetic Resolutions for the Synthesis of Axially Chiral Biaryls」でした。
幾何異性体や構造異性体についてはこれまで学んできましたが、「アトロプ異性体」についてはあまり触れる機会がなく、基礎から丁寧に解説してくださったのが印象的でした。
質疑応答も大いに盛り上がり、なんと質問だけで1時間近く続くほどでした。そのすべてに真摯にお答えくださったKwon先生に、心から感謝しています。

講演会の後は、潤さん・英介さんとご夕食をともにされたのち、ラボの二次会にもご参加いただきました。

韓国では最近「ソジュボン」という飲み方が流行しているそうです。
“ソジュ”は「チャミスル」、“ボン”は「爆弾」を意味し、つまりチャミスルとビールを組み合わせたお酒のことです。
Kwon先生に“黄金比ソジュボン”を作っていただき、僕も試してみたのですが、これが驚くほど飲みやすく、美味しかったです。
アルコールにあまり強くない僕でもつい進んでしまう、“危険な一杯”でした。
Kwon先生はとてもお酒に強く、また気さくにお話しくださり、ディスカッションでは聞けなかった話などもできました。

飲み会は深夜まで大盛り上がりとなり、最高の1日となりました!!

初めて海外の先生と直接ディスカッションする機会を得て、そして講演や懇親を通して多くの刺激と学びを得ることができました。Kwon先生、貴重なお時間を本当にありがとうございました。また、このような貴重な機会を設けてくださった潤さんにも、心より感謝申し上げます。今回の経験を糧に、これからも研究に励んでいきたいと思います!!

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高岡宏太郎

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グンマー帝国民 運動しないと太るばかりだ。
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