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OMCOS-22に参加しました

M1の高橋です。

9月の始めにOMCOS-22に参加してきました。有機金属系の学会だと1,2を争うレベルで規模が大きい国際学会です。2025年の会場は京都で、潤さんとD1の森田さんと3人で参加しました。僕自身、初めての国際学会ということで刺激的な体験ができたのでその様子をお伝えします。
観光編
OMCOS-22の最初のイベント、Opening ceremonyは17時からの開催でしたが、我々は京都観光をするためになんと朝6時半の新幹線に乗って京都に向かいました。新幹線の中では森田さんが準備してくださったビールとおつまみを堪能し、学会に向けて気持ちを高めました。京都に着くとまずはホテルに荷物を預けました。宿泊したのは都シティ近鉄京都駅で、会場のグランヴィア京都まで駅から出ずに徒歩5分で行けるため、とても便利でした。荷物を預けたらまずは腹ごしらえ、ということで有名なラーメン屋、第一旭に行きました。普段は大行列ができるお店ですが、平日の朝8時代は通勤時刻ということもあり、並ばずに入れました!醤油ベースの優しいスープで朝にぴったりのラーメンです。腹も膨れたことだし、ラーメンを消化しよう!ということで最初の目的地、清水寺まで徒歩で向かいました。実は僕、海外出身のため修学旅行で京都に行く経験もなく、初の清水寺でした。30分ほど歩くと清水寺に到着しました。この日は晴れており、本堂からの景色は圧巻でした。京都の古風な街並みに趣を感じざるを得ませんでした。

景色を堪能し、そろそろお昼ご飯の時間です。事前にお店を予約していたのでまた歩いて向かいます。なんとこの日は潤さんの奢りで京都の高級肉料理をいただきました。今回訪問したのは 京都肉割烹みや田 です。全8種のコースに加え、お肉に最高にマッチする赤ワインもいただきました。人生で食べた肉料理の中で間違いなく1番美味しく、大満足でした。おすすめはヒレ肉サンドです。

以上が1日目の観光でした。とても楽しく、早起きした甲斐がありました。また、3日目にも京都観光に行きました。3日目の講演は12:45までだったので他の人も観光に行ってました。3日目はまずお昼に 貝だし麺きた田 でラーメンを食べました。貝の深い旨味が凝縮されたスープで、二日酔いに沁みる絶品でした。その後は電車で北大路駅へ移動し、そこから40分歩いて金閣寺へ。僕は金閣寺も見たことがなく、日本人として人生で1度は見ておくべきだと思っていたのでいい機会でした。

学会編 
OMCOS-22にはノーベル賞受賞者のFeringa教授をはじめ、数々の著名な先生方が各国から講演しにいらっしゃいました。国際学会のすごいところは、そんな先生方と直に交流できるところだと実感しました。というのも今回のOMCOSは1日目と4日目の夜にそれぞれWelcome receptionとBanquetがあり、先生方も参加されるのです。1日目のWelcome receptionは立席パーティ形式で、先生方を見つけて写真とサインをいただきました!Feringa教授の講演では質問をしたので、サインをいただけてとてもうれしかったです。

4日目の最後にはOMCOS 22 Awardを受賞されたJosep Cornella先生の講演がありました。今回1番楽しみにしていた講演です。というのも、Cornella先生は主にBiの触媒サイクルを利用した反応開発を行っているのですが、僕が扱っているP原子と同族元素なので研究をよくチェックしていたのです。そんなCornella先生の講演はビスマス化学の集大成とも言える壮大な内容で、巧みな話術に惹き込まれました。あっという間に1時間が過ぎ、Banquetの時間になりました。Banquetはreceptionとは違って着席形式で、あまりフリーに動ける感じではなかったですが後半にCornella先生を見つけ、サインと写真をいただくことができました!先生は日本のアニメが好きなようで、アニメの話で盛り上がりました笑

また、我々のポスター発表は4日目にありました。英語でのポスター発表は初めてだったので、かなりぎこちない発表になってしまいました。特に英語でのディスカッションが難しく、化学用語や伝えたい表現が咄嗟に出てこず、もどかしい思いをしました。ポスター賞を取ることもできず、とても悔しいですがこの経験を糧に次の国際学会ではスムーズに発表・ディスカッションができるよう精進します。

 

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高橋悠粹

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