みなさんこんにちは。
M1の高原知明です。
今回はギリシャ神話中に登場する僕が好きな神について紹介しようと思います。
まずギリシャ神話とはなんぞやですが、
ギリシア神話(ギリシアしんわ、ギリシア語: ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。
古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている(1)。 (Wkipediaより)
皆様もゼウスやポセイドンといったワードは聞いたことがあるかと思いますが、そういった神がたくさんでてくる話です。絵画や彫刻の題材としてもよく取り上げられていますね。
それではまず僕が好きな神を幾人か紹介させていただきます。
1.アテナ
アテナ像(2) (Wikipedia より引用)
知性の神メティスとゼウスのもとで生まれたアテナは戦い、知性、工芸を司ります。推しのポイントの第一にこの司ってるモノがカッコイイ。戦いといえば軍神アレス、工芸と言えばヘパイストスなども想像されますが前者は凶暴、後者は醜男といった欠点(神からしたら些細なことかも)があります。しかし、アテナは戦いや工芸を司りつつも、理知的な思考やトロイア戦争の一因となる美貌を兼ね備えています。完璧超人(ネプ◯ューンマン)といった感じですね。
2.ヘルメス
ヘルメス像(3)(Wikipediaより引用)
泥棒、商人、旅人の神です。この神は生まれてすぐ太陽神アポロンから雄牛を盗むのですが、アポロンに問い詰められた際のヘルメスの態度が飄々としていて好きです。また、ゼウスのお助けマンとしてしばしば登場してくるのですが、話のメインではないけど欠かせない人物というポジションがいいですよね。相棒でいう伊丹憲一さんみたいなイメージ?
3. ゼウス
ゼウス像(4)(Wikipediaより引用)
神、ニンフ、人間なんでもござれ。あまりにも広いその守備範囲はまるで広島カープの菊池涼介選手を彷彿とさせます。「ゼウスの子供が多いのはローマ貴族が自分が神の子孫であるという箔付けに信憑性を持たせるため」という趣旨の内容を「はじめて読む人のローマ史1200年 木村凌二著」という本で見たことがあり、なるほどとは思いましたが、それにしても・・・という感じです。しかし、ベクトルは違えど一度決めたら超突猛進の行動力は何事にも必要な見習うべき点かもですね。(人間ごときが偉そうに申し訳ございません)。
4. キュクロプス
キュクロープス ルドン作(5)(Wikipediaより引用)
ルドン作の「キュクロープス」を初めて見た時キュクロープスの顔が小惑星に見えたのですが、それ以来忘れることができなくなった神です。なぜかは私もわかりません。あと、名前の響きが小気味いいですよね。名前の響きで言えばヘカトンケイルという神も好きなのですが、ヘカトンケイルが多腕の巨人でちょっと怖そうなイメージがあるのに対し、キュクロプスはキュートな目を持っていて可愛いので今回はこちらを取り上げさせていただきました。ああかわいい。
最後に神ではないのですが、ギリシャ神話に登場する人間を一人。
5. ナルキッソス
ナルシスの変貌(6)(MUSEY ナルシスの変貌より引用)
ナルシストの語源になった人です。自分はダリ作の「ナルシスの変貌」という画が好きなのですが、その題材として取り上げられており、それつながりで好きになりました。ダリは中学校の美術の教科書に出てくる「記憶の固執」のイメージが強いですが、これも何だか心の琴線に触れます。ナルシスは死後その姿を水仙に変えたと言います。これから次第に寒くなり、私たちもナルシスの姿をあちこちで見かけることになるでしょう・・・。
ギリシャ”神話”とはありますが僕が知っている範囲ではこの話は愛と嫉妬を駆動力にして進行している部分もままあるので、昼ドラみたいな印象もあります。今までとっつきにくいなあと思っていた方、初級者向けの本は巷にたくさん出ているのでさわりだけでもギリシャ神話を学んでみてはいかがでしょうか?。絵画展や彫刻展などにいった時、元ネタを知っているとより楽しみが増えること間違いなし。
例えば、現在国立西洋美術館で「ミケランジェロと理想の身体」という展覧会が行われているのですが、そこで登場するいくつかの展示物はギリシャ神話が題材となってます。下にお示しするのは私がその展覧会で撮影したラオコーン像です(もちろん撮影可能な場所でとりました)。何も知らずともこの像からは迫力を感じますが、この像をトロイア戦争の経緯を知った上でみれば、数倍増しの迫力や「私はこんなことも知ってるぞ」という知的な満足感や優越感に起因する「ニヤリ」が手に入ることでしょう。
皆さんも「ニヤリ」したくありませんか?
それでは今回はこの辺で.。
追記
昼ドラつながりですごい蛇足です。昼ドラの有名どころとしては「牡丹と薔薇」が挙げられるかと思います。新・牡丹と薔薇の公式サイトには「ボタバラ名ゼリフ(東海テレビ様)」というコーナーがあるですが、台詞もさることながら、解説が卓越したユーモアに満ち溢れています。このような研ぎ澄まされた刃を彷彿させる日本語に遭遇する機会はそうそうないかと思われます。ぜひ一度ご覧になってください。(とはいったものの昼ドラらしさに溢れる内容が多いので閲覧は自己責任でお願いいたします)。
それでは今度こそ今回はこの辺で。
参考文献
アイキャッチ画像に利用したゼウスの画像はwikipedia ギリシャ神話から引用させていただきました。
高原知明
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