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UC Berkeleyに留学してみた part 1

みなさん、こんにちは

この春D2になりました、会田です。私はこの1月から4月までの3ヶ月間アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるUC BerkeleyのRichmond Sarpong教授の研究室に留学していました。

今回は、この留学生活を通して感じたことを綴っていきたいと思います。全部書くと長くなりそうなので、とりあえずPart 1

生活編

 

研究室での生活

自分は1月の頭から渡米したのですが、クリスマス休暇の名残で学生もまだ全員集まっておらず、最初の一週間は研究を開始できるような状況ではありませんでした。そして、かなり人数が揃ってきてから、器具の使い方などの講習を受け、そして研究室の大掃除(試薬の在庫整理など)を行い、本格的に研究を始められたのは1月3週目くらい。1月頭は避けた方が良いかもしれませんね。。(写真は行ってお土産をお渡しした際に一緒に取らせていただいた先生です)

 

衝撃だったことはたくさんあります。一つ目は違う研究室の学生が頻繁に出入りしていること、なんなら無機化学の分野の人も入ってきて有機化学に関してディスカッションをはじめちゃったりするので、他分野の基礎知識が非常に高いなあと、これまでの自分の意識を改めることになりました。ただエポキシド、脱クロロの論文の際に計算化学を少しだけかじっていたおかげで、計算化学についてちょっとだけ話せたのは計算しててよかったなあと思いました。

また、みんなディスカッション大好きという点にも驚きました。ホワイトボードやドラフトだけでなく、研究室の窓ガラス(内外問わず)など、こんなところにも構造式が書いてあると、隠れミッキーを探している感じでとても驚きました。日本でもこういう良い文化は取り入れたいなと思いました。

 

治安の問題

留学が決まってからUC Berkeleyに関して色々な先生方に聞いた際に、「治安がやばい」とみなさん口を揃えておっしゃっていました。地元の治安が悪いことで有名な会田ですが、いくらなんでも銃のある国の治安が悪い場所は知りません。そのため、本当に生きて帰ってこれるのかと、恐怖心に苛まれながら留学に向かうことになりました。

さて、実際のところ、どうだったのかと言いますと、日中はまあまあ平和です。たまにめっちゃ叫んでる方がいるなど、これがアメリカかと感じながら過ごす必要はありますが、基本的には山の麓って感じで静かな良いところでした。写真見てわかる通り、ものすごい田舎です笑。

しかし、夜はというと、

自分の暮らすアパートの通りで2ヶ月前に銃殺事件が起きているなど、ちょっとだけ危ないです。他にも深夜帯(1 amすぎくらいから)は街に歩行者がいないので、たぶん出歩いちゃだめなんだなと思いました。

また、週に一、二回程度の頻度で何かしらの犯罪が起きます。犯罪が起きすぎるせいなのかわかりませんが、UC Berkeleyの学生はBerkeley WarmMeというメーリングリストに登録し、何か事件が起きるとメールが来ます。起きた事件は、強盗やら拉致未遂やら、暴行やら、、、極め付けは(火だるまになりたいということで、自分の体に火をつける人がいた←自主規制、見たい人はドラッグしてみてください)。他にも、ホームレスの人が結構いるので、その人たちと目を合わせようものなら、ものすごい勢いで何かを言ってくるなど、慣れるまでは結構こわい場所です。ただ、日付さえ跨がなければ生きていけそうなので、必要以上に恐れなくても良さそうです。あ、誰かとすれ違う時はあまりその人の目を見ないことをお勧めします。笑

食事の問題

他には、日本の食事に慣れすぎていることと、自分は結構な偏食家な気がするので、海外の食事は口に合わないんじゃないかと、とても心配していました。実際に行ってみると、パスタだったりハンバーガーだったりドーナツだったり、意外と美味しい笑 しかも甘党の自分にとってはドーナツは最高でした笑 UC Berkeleyの近くにはKingpin Donutsみたいな名前のドーナツ屋があるのですが、ほぼ毎週お世話になりました。ただ、ちょっと離れたところにあるMochi nutみたいな名前のドーナツ屋が現地の日本人曰く一番美味しいらしいです。興味のあるかたは是非行ってみてください。

ここまでは良いところを書きましたが、、肝心の日本食はというと

結構食べれたものではない。。あまり高いところに行っていないのもありますが、寿司はなんか甘いし、ラーメンは酸っぱい?実にアメリカナイズドされた日本食っていう感じで日本人にとってはあまりお勧めできるものじゃないかなと思います。ただし、Berkeley Downtown駅付近のIppukuという焼き鳥屋は美味しかったです。現在UC Berkeleyにいる日本人の方(若干別の方もいますが)と一緒に行ってとても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。特にSarpong研ポスドクの秋山さんには本当にお世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。

最後に、留学を受け入れてくださったRichmond、拙い英語を3ヶ月間ほぼ毎日朝から晩まで聞いてくれて、一緒に研究を進めてくださったStefanに深く感謝申し上げます。また、毎日一緒にお昼を食べたSuh、秋山さん、自分が怪我をした際には一緒に病院まで付き添ってくれたLucasにも感謝申し上げます。また、この留学をご支援いただいた若手研究者海外挑戦プログラム、里見財団法人、早稲田大学の関係者の皆様にも感謝いたします。最後に、留学に関する書類の添削や助言等、後押ししてくださった潤さん、英介さん、慶さん、カトケンさんに感謝申し上げます。

 

以上、留学で日本語すらわかりにくくなっている状況で書いたので、これまでに類を見ないほどの駄文かもしれませんが、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

次回作もお楽しみに〜

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会田和広

D2
D3。学生最後の年。。

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