皆さんこんにちは。M2の高原知明です。
今回は私の日常生活で見つけた面白いものをいくつか紹介したいと思います。
ちなみにサムネはハワイのマウナケア山頂上にある天文台、すなわち宇宙からの電磁波を敏感に捉えるアンテナを表しています(画像はWikipedia マウナケア天文台群より引用)。
1. 夫婦傘
小学生の頃は、突然天気が悪くなった日の下校時、仲睦まじい2人が同じ傘に入って帰宅する場面を見かけた場合には
生徒X「わ~~~!!」
生徒Y「アイアイガサだ~~~~!! 」
生徒Z「 ヒューヒュ~~~!!」
生徒Aa&Ab 「うるさ~~~い!!」
生徒X, Y, Z 「逃げろ〜〜〜〜笑」
———————————————–After a Few Seconds——————————————
生徒Aa 「じゃあ・・・・いこっか ///」
生徒Ab 「・・・うん ///」
と騒ぎ立てるのがお約束なようです。私の周りでもそのような場面を見かける機会が片手で数えられる程度にはあり、一連のかけあいを見ていてなんだか幸せな気持ちになった記憶があります。懐かしいですね。
また、一方、同じ2人でもお歳を召した方の場合は、相合傘というよりも夫婦傘と言い表す方が適当な感じがしますね。タイムリーな話題だとだと天皇皇后両陛下の2018年の園遊会での出来事があります。あれを見たときの心境は私の貧弱なボキャブラリーではとても言い表せないです。ここ一ヶ月はテレビで特集を組まれることが多いと思うので、ぜひご覧になって心で感じてください。
さて、そんな夫婦傘ですが、なんと早稲田大学西早稲田キャンパスの62号館にも発生することがあります。「この宇宙で最も夫婦傘の発生率が低い場所の一つ」とされる
に夫婦傘が存在するのです。それがこちら。
見てください、この完成された夫婦傘。昨今多様な価値観が存在しており、夫婦の形も色々あるとは思いますが、私としてはこれは所謂
”典型的、昭和的な”夫婦のあり方の体現
としては最高峰と言えるのではないかと思います。
男性と女性が寄り添いつつ、女性を守るかのように覆っています。また、2つの傘はあたかもお互いを向き合うかのようにおいてあり、言葉は交わさずとも、互いが互いを信頼している様子が手に取るようにわかります。このような姿をよりによって62号館で拝むことができるなんて・・・。これは天啓とでもいうかのような素晴らしさです。
もちろん、夫婦はこのような形でなければならないという考え方には個人的に賛同はできないですが、これはこれで美しいあり方だと思います。誰の傘かはわかりませんが、大変良いものを見させていただきました。
2. Mac Book Pro (13インチ)
皆さんGAFAというワードは聞いたことがあるかと思います。そう、
ですね。私もFacebook社以外が提供するサービスはよく使わせていただいています。確かに便利ではありますが、企業内に莫大な個人情報を蓄えている各社が、それらを活用して他企業を圧倒し市場を独占するとともに、私たちの生活が知らぬ間にコントロールされてゆくのでは?と危惧する声も聞きます。
一企業がある面では国家を上回る力を持つ時代なんて(東インド会社とかはありましたが)それほどなかったと思うので、とってもアツい時代に私たちは生まれましたね。東洋経済ONLINEの記事ではグーグルについてこのような記載がありました。
グーグルはより一層、神へと近づき、人々の検索履歴から犯罪予測さえも行えるようになるだろう。それは映画『マイノリティ・リポート』で犯罪を予測する者たち、プリコグが存在する世界である。グーグルのいる世界では、人々は天を仰ぐかわりに、うつむき、スマホを見て、神に祈りを捧げるかのようである。
こんな時代が来たら怖いですね。ちなみに「マイノリティ・レポート」はAmazonプライム・ビデオで見ることができるのですが、「もしGAFAが世界を支配したらこんなことになるよ」という映画がGAFAの一角であるアマゾンの提供するサービスで見られるというのが、なんだか皮肉っぽくて好きです。
さて、私たちがお世話になっているGAFAですが、当研究室の研究活動一般に最も深くコミットしているのが、Appleです。なにせ研究室の方々は全員ノートや発表資料などは全部MacBook Pro (私と太田先生だけMacBook Airですが(笑))で作成しているので、Apple様様といった感じです。
その環境下にいるにも関わらず、我々とGAFAの関係に危機感を覚え、私たちにあるメッセージを届ける人物が一人いました。その人物の名前は不明ですが、当研究室内のだれかであることは判明しています。
送られたメッセージはこちら。
皆さんはこれらから何を読み取ることができたでしょうか? そう、GAFAに依存する私たちへの警告です。まずMacBook Proですが、これはGAFAの提供するサービスや製品一般を表しています。これらは現代社会において、もはやインフラ同様に浸透しており、私たちの生活を支えています。そして、そのMacBook Proは椅子の上という極めて不安定な場所に置かれています。これより読み取れることは以下のことです。
生きるということはそもそも大変な労力を伴う営みであり、私たちは文字通り椅子の上におかれたモノのような、いつ崩れてもおかしくない不安定な状況におかれています。MacBook Pro(=GAFAのサービス)は椅子の上に容易に立てる(=生きる)平らな空間を創り出すことで、私たちが安定した場所で立てることができるサポートをしているのです。しかし、GAFAに依存するがあまり自らの生きる力が削ぎ落とされては、何かの拍子でそのサポートがなくなった場合、私たちは椅子の上からあっという間に滑り落ちることでしょう。GAFAは確かに私たちの生活を豊かにしていますが、それらに依存しきることなく、自分の力で生き抜く力をつけるのを忘れてはならない。
このようなメッセージを言葉に紡ぐことなく、MacBook Proを椅子の上に置くだけで伝えることができる人物は一体誰なのでしょうか? ぜひ名乗り出ていただき、今後の日本のあり方などをざっくばらんにお話ししてみたいですね。
3. クルマ、グー
月間ムーという雑誌は皆さんご存知でしょうか?ご存知ない方もいるかもしれないですので、下記にwikipediaの紹介文をお見せします。つまりはオカルトの雑誌です。
『ムー』 (MU) は、学研プラスが発行する日本の月刊オカルト情報誌である。1979年(昭和54年)に学習研究社(現・学研ホールディングス)より創刊。(中略) キャッチコピーは「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」。主な内容はUFOや異星人、超能力、UMA、怪奇現象、超古代文明やオーパーツ、超科学、陰謀論などのオカルト全般である。全般的にオカルトに肯定的な記述がされている。(Wikipedia ムー(雑誌)より引用)
現在は世間がいうところの理系の分野に身をおいているわけですが、私自身はオカルトを結構好意的に捉えてます。科学で説明できない現象ってとても面白くないですか? 私は世界に変なことが多い方が楽しいと思っているので、オカルトは世界をワクワクさせてくれるスパイスですね。
とはいえ、普段の生活においてはオカルトに触れる機会は中々ありません。リコキャン7不思議みたいなのがあればいいのですが、やはり理系ばかりいるキャンパスはオカルト側としてもとっつきにくいのか、ついぞそのような話を聞くことはありません。しかし、私がよく行く学校近くのコンビニで、ついにオカルトの発見に成功したのです。それがこちら。
これ車の雑誌じゃんと思われた方もいるかもしれないです。確かにそうなのですが、ここでグーのフォントに注目してみてください。ムーとの比較を行うとこのようになります。
この相同性、ただ事ではありません。おそらくグーは、ムーが理系に駆逐されるのを防ぐために身につけた狡猾な擬態なのでしょう。このようにして、まずグーは知らぬ間に周囲に浸透することで、私たちの警戒心を解くのです。そして徐々にその正体(=ムー)を表すことで、違和感なくリコキャンの周囲をオカルトに染めることができます。最終的には、理工キャンパスをオカルトキャンパスへと変貌させる算段なのでしょう。
私の所属も「早稲田大学 アドバンスドオカルトリサーチ部門 UFOマテリアル専攻」と在学中に変わってしまうかもしれないです。それはそれで面白そうですが。
終わりに
ここまで3つのテーマについてを書きましたが、私がこの記事でぜひお伝えしたいのは、面白さというのは何も旅行やテーマパークに行かなければ味わえないものではなく、アンテナを張っていれば日常からもたくさん面白さを得ることができるということです。面白いものを見に行って面白いと感じるのもいいですが、砂の中からダイヤモンドを見つけるかのように日常から面白さを見つけるのもまたオツなもの。毎日同じような景色を見ている人もぜひその中から面白さを探してみてください。
アンテナ張っていきましょう。
それでは今回はこの辺で。
高原知明
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