お久しぶりです、M1の稲山です。
ついに稲山の初論文がACS catalysisからpublishされました!(一色さんは多すぎて何報目かわかりません。笑)
やはり自分の研究が形になるというのは感慨深いものですね。
テーマは「ニッケル触媒を用いた芳香族エステルと芳香族ハロゲン化物とのエステル転移反応」です。
「エステルからエステルを作る」というキャッチーな内容であるため、プレスリリースもしていただき、日経産業新聞や化学工業日報にも掲載していただきました。
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一色さんとのダブルファーストで、一色さんが前身となる研究をされていて、その中で見つけてくださった反応を、私がたくさん手を動かしてせっせと形にしました。
去年の秋にテーマをいただいて、終止符を打つまでに1年半弱かかってしまいましたが、個人的には非常にいい終わり方だったと思っています。
反応自体は非常におもしろいのですが、収率が今ひとつでかなり伸び悩んだ時期もありました。
反応機構も解明できていない部分が多く、謎多き反応だったのですが、最後の最後で多少なりとも紐解くことができて、まだまだ不十分ですが、そういった面白さを体感できたよい経験にもなりました。
一色さんが留学中で不在だったため、2度のrevison対応をひとりでやり切ったのもいい経験になったと思っています。B4のときからずっと直上の一色さんに頼りっきりだったので、これを機に少しは成長できたかなと思います→
検討の進め方も、基質検討の仕方も、研究との向き合い方も、発表や質疑応答対策も、0からすべてこのテーマと共に学んだきたので、すごく思い入れが強いです。
このテーマで得たものはとても大きかったと、今改めて思います。ここで学んだことを次に活かして行きたいと思っています。
まだまだ実力は不十分ですが、卒業までに自分で反応を見つけて形にするのが、今の目標です。
これからもより一層がんばります!
稲山奈保実
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