今年度もあっという間に終わりますね。武藤です。気づけばもう僕も早稲田に来て5年目に突入しようかというところ。
今回はコロナやら新型肺炎やらで悪い意味で有名になってしまった武漢(ウーハン, Wuhan)について書こうかと。
というのも、学生時代に3ヶ月留学したのがWuhanであって、僕にとっては中国の故郷みたいなものです。
出会った友人も恩師も皆いい人ばかりだし、名も知らぬ現地の人も中国語もわからない僕にすごく優しくしてくれました。
けど、いまWuhanにいい思いを抱いている人は少ないでしょう。僕にはそんな今の風潮がつらい。
新型コロナで大変ですが(今は落ち着いてきた?)、ほんとにいいところなんです。そんないいところを少しでも紹介できれば、と思います。
いいところ① 飯がうまい、安い
中国といえば中華料理。泣く子も黙る中華料理。皆さん大好き麻婆豆腐。
四川料理なのでWuhan関係ないですが、日本で食べるものとはひと味もふた味も違います。
僕の人生で食べたものの中で未だ最も辛いものNo.1。辛い、痛い、つらい、なのに箸が止まらなくなるのが不思議。
次の日、トイレも止まりませんでした。
あと、基本的にすべて安いです。学食では平均8元(2012年当時)、日本円で130円。これでお腹いっぱいです。
大学からの帰り道、ワゴンカーでおじちゃんがスイカやらスモモやらを売っていたのも思い出。直径15 cmくらいのスイカが一個3元 (40円)。
一人で食べるにはちょうどいい感じでして、部屋でナイフで切ってよく食べてました。たぶん3ヶ月で20個くらい食べたような。。。
いいところ② 歴史がある
中学の漢詩で習った黄鶴楼があるのはWuhanです(うちの学生は漢詩を全然覚えてないので、これを話しても全然共感してくれないですが)。
有名な李白が、友人孟浩然が長江を下って広陵に行くのを読んだ詩。
この建物、かっこよくないですか?一回行くと大きさと荘厳さでやられます。
僕は一人で行き先もわからないバスを二、三個乗り継いでまで二回目の観光をしてしまった、そんな場所です。
ちなみにこの黄鶴楼、当時とは建物の外観も立っている場所も違っているそうです。
いいところ③ 武漢大学が良いところ
ま、これなければそもそも武漢に行ってないですね。このブログでもすでに紹介したことのあるAiwen Lei教授のもとでみっちり速度論やってました。
中国の研究レベルはもう日本と同等もしくは上でしょうね。アメリカ行くより中国に留学しましょう、みんな。
近いし、若いうちから強力なコネクション作って、10年20年先にアジアから強烈な化学を発信しましょう。
(そういえば小松田くんはいつ上海留学記書くんだろう?)
あんまり魅力伝わってない気しかしませんが(苦笑)、いまWuhanはまだ戦っているところでしょう。
正直いまはまだ行くことはできませんが、コロナウイルスの脅威に打ち勝った後、必ず再訪したいです。
加油武漢、加油地球!
武藤慶
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