みなさんこんにちは。M1の高原知明です。今回は7月11日から13日にかけて行われた山梨県八ヶ岳で行われた創薬セミナーに参加してきました。私にとって山梨県は山中湖で泳いだり、富士山に登ったりなど遊んだ思い出がたくさんある場所です。その思い出深い場所で創薬について面白いお話を聞けるということで、申し込みした日から参加を楽しみにしていました。
さて、待ちに待って迎えた7月11日。セミナーは14時からの開催でしたので、この日は1限の授業を受けてから会場へ向かいました。天気もよく、あずさの車窓からは渓流で釣りをしている方や河川敷で肌を焼いている方などが見受けられ、「ああ、夏が来たな・・・」と感慨深くなりました。
会場のホテルの周りにはほとんど何もなく、コンクリートシティからの脱出を改めて実感しました。会場で受け取った参加者名簿を見ると企業の方がほとんどで、「わぉ」と驚愕したのは記憶に新しいです。
会場に到着した後、間もなくして公演が始まりました。講演会全体の感想ですが、プログラムを見て個人的に一番興味を持っていたゾフルーザの講演を始め、3日間の間に行われたどの公演もテーマが多分野に渡っており、有機化学のみを扱っている私にはとても新鮮でした。生物というカオスな系に起きた不調を人間が化学、生物学、物理学等の知識をフルに活用して解決していくプロセスはとても面白かったですが、同時に裏にあったであろう大変な苦労に思いを巡らさずにはいられなかったです。
また、それら学問的な面に加え、知財や採算性について等企業ならではの考え方を数多く拝聴でき、モノの考え方の視野を広げることができました。普段は他分野の方のお話は聞くことができないので、自分とは異なる視点を持つ方のお話はとても参考になりました。
2日目にはエクスカーションがあり、カゴメの野菜ジュース工場の見学をしました。コンベアーに並ぶ幾千の野菜ジュースはまさに圧巻でした。個人的には紙パックの野菜ジュースの製造法が一番驚きましたね。まさかあんな方法で・・・。気になるかたはぜひ工場見学へ。
また食事会や講演会では色々な研究背景を持つ方々からお仕事の内容や研究に関する考え方を伺うことができ、とても勉強になりました。以前ケミカルバイオロジー 学会に参加されていた方や埼玉県に通勤されている方など、何かしらの共通点?のようなものを持っている方が想像以上にたくさんいらっしゃり、ポスター発表の内容や埼玉のラーメンについて等楽しくお話させていただきました。あと、白州があったのは驚きでした。
最終日の閉会挨拶の後はせっかく山梨にきたので観光しようということで甲府に行きました。この日はとても暑くて大変でしたが、汗をだらだら流しながら歩いているとなんだか子供の頃に戻った気持ちになりました。山梨大学の駐車場を見ると125cc以上のバイクがとても多く、東京と山梨の違いが視覚化されていて面白かったです。あと心なしか教会が多く、周囲を山に囲まれた立地が宗教観に何かしらの影響を与えているのかな?とも思いました。
観光後は研究室へお土産を買って帰路につきました。お土産に果物はやばい。
最初は若干の不安があったものの、3日間楽しく過ごすことができました。このようなセミナーを開催してくださった創薬セミナー委員会の方々、また学生の自分に優しく接してくださり色々なお話をしてくださった企業の方々に深く御礼申し上げます。
それでは今回はこの辺で。
高原知明
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