お久しぶりです!最近ダイエットに成功している修士2年の飯泉です。
去年、筆頭著者としてsynlett誌にsubmitした論文が、先日ようやくpublish(オンラインは1年前、ページが付いた!)しました!
Decarbonylative Synthesis of Aryl Nitriles from Aromatic Esters and Organocyanides
by a Nickel Catalyst
Iizumi, K.; Kurosawa, M. B.; Isshiki, R.; Muto, K.; Yamaguchi, J.
Synlett 2021, 32, 1555–1559. DOI 10.1055/s-0040-1705943
本論文では、ニッケル触媒による有機シアン化物をシアノ化剤とする芳香族エステルの触媒的シアノ化反応を開発しました。
一色さんの研究をはじめとする脱カルボニル型カップリング反応の派生系であり、尊敬する先輩方と同じカテゴリーで自分の初論文を出せたことにすごく感激しています。
上述したようにアクセプトされオンライン公開はすでに去年していました。しかし、クラスターという特集号であったこと、コロナ真っ只中であったことが原因なのかわかりませんが、一年おいてのページ付与となりました。そこまでが長かったため、なかなかページ数がつかずハラハラする毎日でしたが、ようやく安心して寝れそうです。論文に至るまで、思うように収率が上がらなかったり再現取りに苦労したりもしましたが、無事まとめることができてよかったです。
最後に、この場を借りて毎日お世話になっている潤さん、慶さんに御礼申し上げます。また論文を出すにあたり、一色さんと美樹さんには実験のサポートおよび論文を出すのに必要なことを1から教えていただきました。本当にありがとうございました。
飯泉慶一朗
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