日差しも強くなり、ようやくキャンパス間移動(自転車)の合羽を手放せる季節になってきました。
先月は山口研にきて以来なかなかに密度の濃い1ヶ月で、個人的にイベント目白押しでした。いくつかをブログに綴りたいと思います。
まず第一弾!!先月6月6日に北京大学のXiaoguang Lei先生の講演会を主催しました。
Xiaoguangはケミカルバイオロジー分野におけるアジアのライジングスターの一人。今回の来日では、名古屋大学を皮切りに、京大、阪大、東北大、そして最後に早稲田を訪問されました。
当日は、東京駅にXiaoguangを迎えに行き、その足で一緒にランチを楽しみました。本人たっての希望でランチは回転寿司。日本食で好き嫌いはないとのことでしたが、ガリが好きというのが個人的に驚きでした。新鮮なネタとアットホームな雰囲気で、和やかなひとときを過ごしました。
ランチ後は大学に移動し、潤さんやスタッフ陣一人一人とディスカッション。今やっている反応開発に加えて博士時代の光反応性基にも話しがおよび、全然話し終わらない間に時間が来ました。もう少し話したかったと思うほど、彼の豊富な知識や洞察に触れることができ、貴重な時間でした。
講演会は「Translational Chemical Biology」というタイトルで、天然物合成から標的同定、生合成に至る幅広い研究についての発表でした。今回のツアーでは講演場所によって内容を変えていて、早稲田では全部まとめるからスペシャルだ、と本人が言っていましたが、まさに”全部のせ”の内容で、尋常ではない研究範囲の広さに驚きました。彼はというと講演会での学生たちからの質問の多さにびっくりしたとのこと。今回は加藤(D3)、会田(D2)、久保(D1)、大木(M2)、森田(M1)が質問しました。院生は全学年質問しましたね。今後も続けていきましょう。
講演終了後は潤さん、武藤くんと共に椿山荘へ。初の椿山荘でのディナーに心踊る思いで参加しましたが、案の定舌鼓を打ちっぱなしでした。ご馳走様でした!話題は様々でしたが、天然物合成のバックグラウンドを持ちながらも広範囲の研究分野に展開する上で、北京大学着任前の共同研究が現在の研究の礎になっているとのこと。壮大な研究の裏に相当な努力を感じました。
夕食のあとは研究室にもきていただき、学生も交えた二次会でした。ディスカッションがあるとのことで長くは滞在できないとのことでしたが、時間ギリギリまで僕らに付き合ってくれました。
Xiaoguang Lei先生はとても気さくな先生で、今回知り合えて良かったです。刺激をもらえるこういった異文化交流の機会、今後も大切にしていきたいです。
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