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村上先生退職記念講演会・晩餐会に参加しました

過日、京都大学村上正浩先生の退職記念講演会と晩餐会に参加してきました。

直接の繋がりは無いものの、向山研つながり、あとは新学術領域研究で10年間一緒であったので参加させていただきました。すでに村上先生の最終講義はオンラインで拝聴させていただいたのですが、講演会バージョンは海外ゲスト講演付きでめちゃくちゃ豪華。

参加登録したときには、これ、コロナでほとんど来ないのでは?と思っていましが、なんとShu-LI以外全員来日で対面講演会でした。Shu-Liは上海なので仕方ないですね。かなり渡航は厳しかったそうですが、ここ1ヶ月ぐらいで急激に緩和され来日できたようです。この講演会を聴くだけでも、参加の価値がありました。

300人以上の参加者

出典:ホテルグランビア京都HPより

会場これですよ。いやいや流石に大きすぎて埋まらないだろうと思っていたら、余裕で埋まったそうで、コロナの関係もあり300人で打ち切りさせてもらったそうです。これもひとえに村上先生の人徳の為せる技だと思いますが、みな2年以上まともに外に出ていなかったというタイミングもあったのかもしれません。たとえはたいへん悪いですが、この部屋を爆破されたら、日本の有機化学界は崩壊するレベルで著名な化学者たちが集まっていました。

 

海外研究者の対面講演会

海外研究者の対面講演会もいつぶりでしょうか。友達のRubenやSukbokもいたので、参加できてよかったです。Rubenは東京に来たことがないらしく、次に日本にきたときにぜひ本学で講演してもらうことを約束しました。対面の講演会、感慨深いですね。といっても実は、オンラインになれすぎて、オンラインの方が見えやすいしメモも取るのは楽だなと思ったのはここだけの話です。

 

記念晩餐会

素敵な講演会が終わると、晩餐会へ。かなりしっかりコロナ対策がなされた着席晩餐会でした。立食形式と思っていましたので面食らいました。結婚式のようでした。とはいえ結婚式も久しく酸化していないのでコース料理を堪能しつつ、他の先生方とお話。ワインも村上先生が選定されたそうで、美味しくいただきました。

最後は村上先生の言葉。なんだか自分の事のように感じて、感極まりました。研究も人生もこんな感じになったらと思わせる、お世辞でなく素晴らしい挨拶でした。退職後は富山の田舎で奥様とゆっくりされるとのこと。なんだか寂しいですが、第二の人生楽しんでいただければと思います。共感したので、最後も村上先生に挨拶にいきました。

飲んだら乗るな

さて、やっぱりコロナ禍。当然、二次会のようなものがあるのかと思っていましたが、帰宅するひとがほとんどでみな足早に散会しました。飲んだら乗るな(公共機関)をモットーとしている僕としては、ホテルも予約してあるので物足りなく、次にいきそうな先生方をお誘いして(混じって)二次会にいきました。迷惑がかかるので、名前はかきませんが、ちょうど栄転や昇任された方々と挨拶ができてよかったです。みな帰宅ということで二次会も短時間で終わり、そういつもどおり締めのラーメンです。

京都駅付近ラーメンの定番といえば、第一旭ですが、それではつまらないので、すでに新幹線が帰れなくなった中室くん(東大)を連れて、タクシーで京都ラーメンのメッカである一乗寺へ。

タクシー降りて、散々歩いた挙げ句、ほとんど店が閉まっていたので、しかたなくまだやっていた高安へ。たぶんここのラーメン10年ぶりぐらい。しかたなくといっても人気店。ラーメンも美味しいですが、からあげも有名なので、チャーシュー麺とからあげセット。腹パンです。

もう食べれない… という状態で、ホテルは京都駅近辺であったので、また京都駅にタクシーで戻りました。一人1杯5000円弱のラーメンになりましたが、満足。半ば強制的に連れてきた中室くんの部屋もとってあげて、就寝。

新幹線間違えた

翌朝、阿闍梨餅が発売される9時過ぎを狙って出発。いつもどおり手に持てる限界のお土産を買い、東京に帰りました。実は何を血迷ったのか二人ではじめ大阪方面行きに乗ってしまい、新大阪で乗り換えて結局自由席で帰ってきました。

というわけで、2年ぶりにいろんなひとに会うことができました。あまりにも多すぎて多くの人は挨拶だけで終わってしまいましたが、コロナを超えた今、皆懐かしく、人との交流はやっぱりいいなと思いました。超効率化であるコロナ時代を体験した今、なんとなく移動が超絶時間の無駄には思えなくはないですが、やっぱり対面であうと無駄にしてよかったなと思います。

この気持ち忘れないようにしたい。海外学会はほぼ復活したようなので、時期をみて足を運びたいなと思います(出不精なので、なかなか招待されないと動きませんが)。

注:コロナ感染予防に最大限気をつけたなかで参加しています。

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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