こんにちは、D1の加藤です。
先日、早稲田大学の応用化学会が企画する「先輩博士からのメッセージ」という、zoomでの講演会&座談会に参加しました。
この応用化学会(応化会)とは、応用化学科の卒業生、現役の学生、そして先生方から構成される団体で、2023年に創設100周年を迎える歴史ある会です。これまで応化会はOB、OBとの様々な交流の場となるような企画が多く、特に修士課程の就活生へ向けた「先輩からのメッセージ」という、企業で活躍する応化の卒業生との交流企画がありました。今回は、博士課程人材の育成に向けて、新たに学部生及び修士課程の学生が、博士課程に進学した先輩と交流する場として、「先輩博士からのメッセージ」が開催されました。光栄にもその第一回講演者として選出していただき、学部及び修士過程の後輩たちの前(オンライン)で自分の博士進学のきっかけや、感じたことを発表しました。会の詳細はこちら
講演者は私と一貫性博士課程二年の疋野さんの二人でした。
自己紹介からはじまり、有機化学にのめり込んでいった過程や、山口研を選んだ理由を交えながら博士進学のきっかけについて話しました。また、簡単な研究内容に加えて、博士課程に進学して感じたことや将来の話、現実的なお金の話などもしました。普段、研究発表以外で自分の話を大勢の人に向けて話すことなどないので、スライドを作るのも大変でしたが、自分が博士課程への進学を考えていた時の不安や、決心したきっかけをありのままに話したつもりです。現役の博士課程学生だからこそ伝えられることを、博士課程に興味のある学部、修士課程の学生にむけてなるべく近い視点で届けられたかなと思っています。
疋野さんは一貫性博士課程に関するお話が中心でした。私の発表とはまた違った視点で博士進学について語っており、参加学生もいろいろなパターンの博士進学に向けたきっかけや決意を知ることができたのではないかと思います。
その後は博士人材14名と参加学生50名とで、ブレイクアウトルームでの座談会があり、進学を迷っている学生や、すでに進学を決意した学生の率直な不安や疑問について話しました。講演会できけなかったことや、リアルな研究生活、お金の話など色々な質問があり、学部1年生でも興味を持って参加してくれた学生もいて、フレッシュなパワーをもらいました。笑
閉会の挨拶のあとに、参加した博士人材同士の交流会も企画されており、研究室の垣根を超えて横のつながりを作ることもできました。今後も、第二回、第三回と継続してこの博士交流会をもとに博士人材のコミュニティを広げていくことでより素晴らしい交流の場となると感じました。
最後に、このような素晴らしい企画の第一回講演者として選んでいただきましたこと、また企画運営などにご尽力くださった応化会のみなさまに改めて厚く御礼申し上げます。
加藤弘基
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