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第16回 大津会議に参加しました。

お久しぶりです、時の流れははやいもので、最高学年のD3になりました、守屋です。

ちょっと前ですが、9月29日–30日の2日間で、大津会議に参加してきました。

大津会議とは、日本の有機合成化学を牽引する真のリーダーの「金の卵」を養成する目的で、2010年から丸岡先生と鈴木博士の御二方が始められたプログラムです(詳細はHPを参照ください)。

大津会議では、自分の研究はもちろんありますが、
「Round Table Discussion(RTD): 過去を振り返り、現在を把握し、未来を創造する」
「独⾃の研究展開を許された助教職を得た場合に実施したい研究」
この2つの発表が組み込まれており、有機合成の夢を語る場が設けられているのが本会最大の特徴です。

会場に足を踏み入れ、著名な丸岡先生、柴崎先生を間近で拝見し、緊張が高まりました(山本尚先生はご欠席でした)。

開会の挨拶を終えるや否や、すぐに研究発表がはじまりました。スケジュールは予め知っていましたが、いきなりか、と心の中でツッコんでしまうほど急でした笑

自分は英語で研究発表の経験がなく、緊張してましたが、事前に練習していた分、意外と発表はできました。

質疑の方はなんとかですが、無事?終えました。その後はMBLA受賞者の星本先生のきれいな英語と美しい研究にうっとりして、バンケットへ。どの料理もとても美味しかったです。

島津の方や先生方と普段できないお話をできました。

そして、ノンストップでRTDがはじまりました。
緊張のせいもあると思いますが、この過密スケジュールで脳がぼーっとしてました苦笑。
でも、この2日間を振り返れば、一番RTDが面白かったです。

3つの班に分かれて、事前に班でまとめたテーマを発表します。
本会が始まる前にzoomで班のメンバーとテーマについて話し合うのですが、とりあえず各自で案を出そうという話になって、自分は触媒型医薬品を提案しました。
が、自分の班のプロポーザルや当日の他班の発表を聞いて、自分の視野がいかに狭いかを痛感しました。。。
みんな、ユニークなテーマを提案していて、もっと頭を柔らかくせねばと思いました。

例年は、皆お酒が入った状態でRTDをするようで、ゆるーく夢を語り合っていたらしいのですが、今年は例年と一風雰囲気が違いました。
なかなかに厳しいご意見をいただきました。。

懇親会では、化学、研究の話から、その後、部屋に戻っても話し続け、気づいたらあっという間の3時でした。

二日目は将来の研究発表。
「What’s your originality?」「What’s your passion?」と先生方から厳しいコメントが絶えず、常に緊張感がありました。
受賞は名大の井本くんとBoston Colledgeの尾崎くんの二人でした。おめでとうございます。

閉会後は、島津製作所の工場見学に行きました。貴重な体験で、一口に分析といってもここまで使えるのかと終始感動してました。
大津のバッジを分析してもらって、みな興奮してました。

すべてのプログラムが終わったあと、中村藤吉本店のパフェをみんなで食べました。

自分は今回参加して色々と学べた2日間でした。みなさん、是非参加しましょう。

最後に、本会を運営してくださった組織委員である丸岡先生、山本先生、柴崎先生、鈴木博士をはじめ、
アワードフェローの中室先生、星本先生、谷藤先生、松本先生、野木博士のみなさんに感謝いたします。
写真を撮って提供してくれた方々もありがとうございました。

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えいてぃー

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