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ヤマノススメ 鍋割山・塔ノ岳編

こんにちは。最近ナチュラルに麺爺の神盛りを完食したB4の菊池です。

毎年紅葉シーズンは景色が綺麗な所に出かけるのを楽しみにしているのですが、研究室に配属された今年も色々な所に行ってきました!今回はその中でも神奈川県の「鍋割山、塔ノ岳」について紹介したいと思います。最近のことで記憶に新しいので、いつもと違い登山の一連の流れを個人的感想と共に書いていきたいと思います。

下調べ
鍋割山、塔ノ岳は丹沢にある山々の一部で、標高はそれぞれ1272.5m 、1491mです。スタート地点の標高が約300mなので標高差があってキツそうですが果たして登れるのでしょうか。コースは下の画像に示すように、「大倉」→「鍋割山」→「塔ノ岳」→「大倉」という予定です。鍋割山は、頂上で売られている鍋焼きうどんが名物でとりあえずこれを目指して登ります。

5:13 JR高田馬場駅発
まだ日は出ていません。オールで飲んでいたであろう人達をちらほら見かけました。

5:19 JR新宿駅着、5:27小田急新宿駅発
この8分の乗り換えで小田急が発売している「丹沢・大山フリーパス」を券売機で購入しました。丹沢周辺の小田急線の駅までの往復乗車券と、乗り降り自由のバスの乗車券が含まれていて少しお得になっています。詳しくはこちら

6:44 小田急渋沢駅着
小田急線の電車内で登山の格好をしている人をたくさん見かけました。案の定丹沢周辺の駅でたくさん降りていきます。

6:48 渋沢駅前のバス停発
このバスが始発です。早歩きでバス停に向かったので座れましたが、後から来た登山客の方々でバスは満員に。

7:00 「大倉」バス停着
まだ7時ですがバス停を降りると多くの登山客で賑わっていました。ここでトイレと登山届けを出していざ出発。

7:10~8:30 「大倉」〜「二俣」
一時間以上ほぼ平坦な林道をひたすら歩きます。最初はいいのですが正直途中から飽きる…。連れの友達とくだらない話をしながら歩きました。下の画像のような沢が見えたらあともう少しで二俣です。見所は正直ここくらいですね…。

8:30~9:15 「二俣」〜「後沢乗越」
さらに歩き、林道の終わりには頂上の鍋割山荘で使用する水を運ぶボランティアを呼びかける立て札が!なんでも鍋焼きうどんに使用する水、材料等は全て人力で運んでいるのだとか…。頂上で鍋焼きうどんを頂く予定なので、せめて自分が食べるぶんの水は自分で運ぼうと1.5Lほどのペットボトルを担いで再出発。

しかしここから傾斜がきつくなってきます。重くなった荷物を担ぎながら必死に木の根っこの階段を登っていきます。後沢乗越に着いた時には少し疲れてしまいました…。

9:15~10:00 「後沢乗越」〜「鍋割山頂上」
さらに傾斜もキツくなり、疲労も溜まってきます。しかし頂上の鍋焼きうどんを食べたい一心でひたすら登っていきます。道は狭いところもありますが全体的に歩きやすいのが救いでした。途中景色が晴れてきたら頂上までもう少し。「鍋焼きうどん、鍋焼きうどん…」と心の中で唱えながら登っていくと鍋焼きうどんの旗が!コースタイムよりかなり早めですが登頂です!!!

10:00~12:00 鍋割山頂上で昼食
早めについたのですがなんともう鍋焼きうどんの列ができているみたいなので注文しに行くことに。鍋焼きうどんの買い方と注意することは以下の通りです。
・小屋の中は狭いので荷物は外に置いてから入る
・まずは小屋の奥のカウンターで名前と注文する数を記入する
・列に並んで、名前が呼ばれたら代金と引き換えにうどんを受け取る
鍋焼きうどんは人気でとても混雑するので、このことに注意してみんなが気持ちよく食べられるように協力しましょう。運んだ水を小屋の中に置いて待つこと約15分、鍋焼きうどんを受け取れました!ちなみにカウンターの側に一個200円で大きなおにぎりが売っていたのでお腹が空いて仕方ない僕はつい購入してしまいました。コンクリートの座る部分を台代わりにして食べることにしました。味のほうは……美味しい!全体的につゆの優しい味が染み込んでいて、具材も卵をはじめ、しいたけやかぼちゃも入っていてとても満足できました!今までの鍋焼きうどん欲を満たすかのようにおにぎりと共にただ一心に頬張ります。完飲。混んでいるときは器が足りなくなることもあるようなので、食べ終わったら器を重ねて速やかに小屋に返しましょう。

器を返したら頂上をぐるっと一周。山頂の南側は広い芝になっていたので寝そべってみると完全に動けなくなりました…笑 休憩も兼ねてしばらくの間とめどない話をしながら暖かい日差しを一身に受けて寝そべっていました。これこそ平和…。十分に休めたので次は塔ノ岳を目指します。

12:00~13:00 「鍋割山頂上」〜「金冷シ」
尾根伝いに塔ノ岳へ向かいます。高低差もほぼなく、尾根の両側に良い景色を眺めながら気持ちよく歩いていきます。塔ノ岳から鍋割山に向かう人とそこそこすれ違いました。

13:00~13:20 「金冷シ」〜「塔ノ岳山頂」
ここから山頂に向かって延々と木階段が続きます。とても登りやすい階段ですが、登っているとここまでの疲労が溜まってきているのを感じます。上を見ると頂上はもうすぐな予感…。

13:20~13:50 「塔ノ岳山頂」
ついに登頂!1491mを自力で登ったと思うと達成感が込み上げてきます。北は丹沢山、南は江ノ島まで見えました(写真では伝わらない…)。壮大な景色を眺めながらおやつを食べたのですが、山頂は風を強く受けるので寒くなってくる…。景色に名残を惜しみながら下山することに。

13:50~16:15 「塔ノ岳山頂」〜「大倉」
下山はたまに小屋を経由しながらひたすら木階段と尾根を歩いていきます。歩きやすくはあるのですが、この標高を一気に降りるわけでひたすら長い…。疲れている下りが一番怪我しやすいので注意しながら歩きます。少し休憩を挟みつつ大倉に到着。無事に下山して一安心です。

この後バス停で少し待ち、来たバスに乗って渋沢駅に戻り、また少し歩いて「濃厚家 秦野店」で締めのラーメンを食べました。安心するよくある家系の味、卓上の豊富な調味料で味変することによって全く飽きません。疲れた体に家系が染み渡ります。完飲、、、とはいきませんでした笑(塩分摂取量がやばすぎるため)。朝も早く疲れたため帰ることに。電車内はもちろん爆睡しました笑

全体的な感想としては、美味しい鍋焼きうどんが食べられて、全体的に展望もとても良かったので非常に満足できました。標高差は中級者向けぐらいですが、道はとても歩きやすく危ないところもなかったので、ステップアップしたい初心者にもおすすめできると思いました。

以上「鍋割山・塔ノ岳」の紹介でした。この記事を読んで少しでも山に興味を持っていただけたら嬉しいです。ご拝読ありがとうございました。

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菊池拓成

研究室内最高身長を塗り替えた巨人。でも、野球はDeNAが好き。

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