どうもこんにちは。M1の高原知明です。
今回はタイムスリップのススメを書こうと思います。
また、はじめに断っておきますとタイムスリップと言っても青ダヌキが出てくるアニメでイメージされるようなタイムスリップではないです。
まず最初に、皆さんは「日常」と聞くとどのような印象を持たれるでしょうか?
“小さな喜び、幸せにあふれている素敵な場所” というポジティブな捉え方をできる方もいるかもしれないです。
しかし、「同じことの繰り返しでしんどい」「マンネリ化しててつまらない」と言ったネガティブな捉え方をする方もいるでしょう。
例えば、小説や映画では、主人公がモノローグで「毎日が同じことの繰り返しでつまらない」という趣旨の供述をしている導入から始まることもありますし、Googleで「日常 繰り返し」と検索すると104,000,000件もヒットします。このことから「日常」に対し何かしらの思いや悩みを持つ人も一定数いるということがわかります。(調べたら題名はそのまんまな映画が出てきました。 ここは退屈迎えに来て)
そんな「日常」についての悩みの解消方法としては「旅行」や「趣味」が思いつくかもしれないですが、それらはあくまで非日常への脱出といういわば対処療法です。それこそまさに痛み止めみたいなもので、これらの手法では根本的解決は難しいと思われます。
この悩みについて、私は日常をポジティブに考えている方のように、日常の中に楽しさなどといった解消法を見つけるしか根本的な解決にはならないと考えます。
そこで私が提案したいのは”タイムスリップ”です。
すなわち「今日、過去では何が起こっていたのか?」をググることが「日常そのもの」を楽しむ一助になりうるのです。
例えばあなたが20XX年/11/25を生きていたとします。その日はバイトがあり「あー今日もしんどかったなあ…」となっているかもしれません。あるいは近所のお付き合いなどの政治的要請によりお茶会に繰り出されているかもしれません。そんな心が重くなった時、ぜひ11/25と検索してみてください。あなたが生きている今日、過去ではこんなことが起きていたのです。
1.有楽町三億円事件
完全犯罪じゃない方の三億円事件。有楽町にて現金輸送車が襲われて三億円が強奪されましたが、こちらは犯人が捕まったみたいです。
2.三島事件
三島由紀夫が自衛隊の市ヶ谷駐屯地内に立てこもり、自衛隊にクーデターを呼びかける演説を行いました。結末は皆さんがご存知の通りですね…。
3.アンドリュー・カーネギー誕生(1835/11/25)
自己啓発本コーナーでよく見かける方ですね。Wikiの経歴をみた感じThe American Dreamを体現している方です。一冊ぐらいは僕も読んでみたいですね。
個人的に取り上げたいものだけを書きましたが、ほかにもまだまだ色んな出来事が起きています。「今私が過ごしているこの日の過去にはこんなにすごいことがあったんだ…」と知ることで、自分の生きている今日この日ーすなわち日常ーがなんだかすごいものに見えてきませんか?
また、だんだん寒くなってきたことから察せられるように、もうそろそろクリスマスがやってきますね。この日が特別な日にある方がある一方、日常の1ページとして過ぎ去る方もいるでしょう。
「うーん…世間様は…羨ましい…なあ」となった時、12/25とググってみてください。今あなたがいる12/25はこんな12/25の積み重ねからなっています。
1.ソ連崩壊(1991/12/25)
かつての2超大国の一つ、ソ連がなんと崩壊。この日は世界にどのような衝撃を受けたのでしょうか?私には知る術はありませんが、とっても気になりますね。
2.アイザック・ニュートン誕生 (ユリウス暦: 1642/12/25)
有名なニュートンもこの日に生まれています。Wikiには「自然哲学者、数学者、物理学者、天文学者、神学者」とありこの時代の科学者は何でも屋さんなんだなあという感じです。ニュートン力学といえばラプラスの悪魔を思い出します。あれ結構好きです。
3. きよしこの夜の初披露(1818/12/25)
クリスマスでおなじみ、きよしこの夜もこの日に初披露されています。(クリスマスキャロルだし当たり前か)。子供の頃初めて「きよしこの夜」と聞いたときは「清彦(きよひこ)の夜???」と勘違いしてわけが分からなくなっていましたね。
いかがでしょうか? クリスマスなんて自分には関係ないんだ、どうでもいいやといったやさぐれた気持ちから「こんなことが起きていたんだ!!」と楽しいというかなんというか、ポジティブな気持ちになって来ませんか?
あなたが生きている今日は幾千もの「今日」を経て成立しています。日常が歴史の積み重ねからなり、またあなたが生きている日常が次の歴史を紡いでいくと考えると、少し濁ってしまった毎日がだんだんと輝いてくるように感じられるでしょう(個人差アリ)。日常に何か不安などを抱いた時は、ぜひ「タイムスリップ」してその輝きを取り戻してみてください。
頑張っていきましょう。それでは今回はこの辺で。
高原知明
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