みなさんこんにちは
M1の高原知明です。
今回はノンアルコールビールについて紹介します。
みなさんはノンアルコール飲料を飲まれたことはあるでしょうか?
お酒をまだ知らない大学1年生の方のためにも簡単に紹介しますとWikipedia(1)には、
ノンアルコール飲料(ノンアルコールいんりょう)とは、アルコール分が含まれないアルコールテイストの飲料。
アルコール分が0.05%以下ならアルコールがほぼ含まれない(果物の天然果汁にごく微量含まれるアルコール分とほぼ同じ)ので「Alc. 0.00%」「ノンアルコール」と表記できる。日本の法律では清涼飲料水に分類されている。
とあります。
お店の酒コーナーには非常に多くの種類があり、色々と守らなければならないルールが多い現代人にとって需要はかなりあることがわかります。
インターネットの海の中を泳いでみると
ノンアルコールビールを飲む理由は、「車を運転するときでも飲める」(39.8%)が最も多く、次いで「お酒が飲めなくても、お酒を飲む気分を味わえる」(22.4%)、以下「おいしい」「お酒が飲めなくても、お酒を飲む場に参加しやすい」「酔っ払いたくない」が各2割弱で続きます。
のような、世俗的な理由で飲むというような意見がメジャーです(2)。
しかし、「ノンアルコール飲料はアルコールが飲めない時に飲む代替物に過ぎない」
と決めるのは少々お待ちしていただきたいです
というのも、僕は
「ノンアルコール飲料はアルコール飲料より高次な存在である」
と考えているからです。
これはヘーゲルが示した弁証法的発展の説明により導かれます。
ゲオルグ・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(3)
ヘーゲル弁証法によるアルコール飲料に対するノンアルコールビールの高次性
へーゲルの弁証法によると「発展」とは次のように進むと考えられます(4)。
一つの「命題」にたいし存在する「反対命題」との対立葛藤の中で、より高度な「統合命題」を導き出すこと
賢明な読者の皆様はお気づきかと思いますが、これはノンアルコールビールを取り巻く環境にそのまま置き換えることができます(図1)。すなわち
・命題(テーゼ)・・・お酒をのみたい
・反対命題(アンチテーゼ)・・・運転しなければならない(これ以外でもOK)
・総合命題(ジンテーゼ)・・・ノンアルコール飲料
と考えることができます。つまり、ノンアルコール飲料はアルコール飲料の発展形、高次の存在なのです。これより、意識が高い現代人が飲むべきものはアルコール飲料ではなく、ノンアルコール飲料であることがわかります。
図1:ヘーゲル弁証法(いらすとやによる作成)
「味が薄い」「同じ値段で第3のビールが買える」「酔えない」のように、何かと矢面に立つことが多いノンアルコール飲料。ですが、発展に批判がつきものなのは人類の歴史を見ても一目瞭然です。この批判を耐え抜いた暁には、ノンアルコール飲料が市場の覇権を握る日もそう遠くはないかと思われます。
馬上の世界精神ナポレオン(5)
さて、ここまで読まれた読者の方々はきっとノンアルコール飲料を飲むことで、自らが先見の明に溢れた存在であることを周囲に見せつけたくて仕方がなくなっていると思います。季節はこれから夏。日もだんだん長くなり、気温も増していきます。こんな中で飲むものといえばノンアルコールビールしかありません。
そこで、最後に市販のノンアルコールビールについていくつか簡単な紹介を行い、筆を置かせていただこうかと思います。
ビール紹介
キリンゼロイチ
一見一番搾り
僕の市販で一番好きなビールは一番搾りなので、これも似てるんじゃないかと思い飲んでみました。驚くことに一番搾りを口にした時に感じる麦の風味がこれにもありました。あの麦の味がノンアルコールビールでも体感できるというのがすごいです。後味はだいぶ薄いですが、一番搾りが好きという方にはイチばんおすすめのノンアルコールビールです。
Asahi Healthy Style
眩しいですね
まず名に着くのは真っ金金な見た目。アイキャッチ効果絶大ですね。そして特定保健用食品という錦の御旗を掲げているAashi Healthy Styleはもはや並みのアルコール・ノンアルコール飲料の追随を許さない存在と言えるでしょう。喉越しはしっかりありつつも薄めのテイストになっているので、脂っこいものを食べたものにうってつけです。
suntryAll-FREE
パパ
デザインに関しては頭一つ抜けていると思います。上二つと異なりあまりアルコール系ぽくない見た目が、飲む場所を選ばない利便性を生み出しています。勝手なイメージですが家族でピクニックしているときにお父さんが飲んでそうですね。
商品名のAll-FREEですが、カロリー、糖質、プリン体がゼロであることに由来していそうです。飲んでみてもとっても健康的な味でした。
健康志向だけどアルコールが飲みたい状況でアウフベーヘンしたらこれがジンテーゼになるかと思います。
いかがでしょうか。今までノンアルコール飲料を敬遠していた方も是非一度手にとってみて欲しいです。
それでは今回はこの辺で。
参考文献
- Wikipedia ノンアルコール飲料
- タブロイド オトコをアゲるグッズニュース お酒じゃないのになぜ飲むの? 「ノンアルコールビール」を飲む人の心理は
- Wikipedia ゲオルグ・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
- 「テーゼ」「アンチテーゼ」「ジンテーゼ」と「弁証法」の意味とは? 仕事に役立つビジネス用語
- Wikipedia ナポレオン・ポナパルト
高原知明
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