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機器セットアップ完了


なんとかGW前に機器のセットアップはほぼ終了した。特別価格をだしてくれたメーカーのためにも山口研究室の機器類を一部紹介しよう。

液体クロマトグラフ質量分析計LC/MS(アジレント)

有機合成研究にはかかせない、LC/MS。反応で生成した痕跡量の生成物も質量分析で確認できます。四重極ですがもっとも高価な商品。島津のものは半額で入手できますが、アメリカ時代からこれを使っていて壊れなかったので、そのまま利用。

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フラッシュ自動精製装置 Isolera(バイオタージ)

化合物の精製の為にとっても便利。今後カラムを立てる場所がないことを考えて、うちではピペットカラム以外はしません。実験の腕が落ちるという話もあるが、違うところで腕を披露して欲しい。破格の価格を出してくれたバイオタージに感激。

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ガスクロマトグラフ(島津製作所)

これも合成化学実験にはなくてはならない製品。検量線を引いて、収率を求めます。MSがついていると尚良いが、場所もお金もありません。素晴らしい価格をだしてくれた島津製作所に感謝。

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エバポレーター(東京理化)

溶媒を留去する。これがないと実験できません。これは某製薬会社にかなり新しい物を譲ってもらいました。それでもダイヤフラムポンプと冷却水循環装置などなどアディショナルに数十万かかります。

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冷蔵冷凍庫(日本フリーザー)

試薬やサンプル保存などにはかかせません。省スペース型で。

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超純水装置 Direct-Q (メルクミリポア)

水も高いんです。なので純水製造装置を購入。LC/MS用に主に使われます。

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 定温乾燥器 :ヤマト科学

ガラス器具類の乾燥に必要。プレパラもこれで焼きます。
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ミニエバポ(テクノシグマ)

省スペースで溶媒を留去できるすぐれもの。

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精密天びん(島津製作所)

試薬を測るところから実験ははじまります。2台某製薬会社から供与いただいたので、1台購入。

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デシケータ

吸水性のある試薬などを保存します。これももらいもの。

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実験用イス

学生は研究室のなかでもっともここにいるといっても過言ではない。なので、よいものを購入。実験室のイスを購入するのに理由書がいるのが謎。
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コピー機・スキャナ・プリンター(富士ゼロックス)

デスクワークには必須。これはリースです。これがなかったときはなかなか大変でした。ただ早稲田は教員室が充実しているので、そこにもいっぱいあります。
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スターチーフ・ジャングル(オリエンタル技研)

マニフォールドやガラス器具などを設置するのに必須。一見してただのステンレスの棒だがこれも沢山つけると意外に高い。
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正直ここに紹介したものと、細かい備品、消耗品などを加えるとX000万かかります。研究室を運営するのは大変であることを実感しています。

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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