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阪大に集中講義にいってきました!新幹線止まる!

6月1-2日に大阪大学の安田先生にお誘いいただきまして、集中講義にいってきました。

短いものはたくさんあるのですが、実は長時間の集中講義は初めてでした。いっぱいやったことありそうなのにとみんなにいわれましたが、いやいやもう若手ではないもののまだ44歳です。しかも3年間はコロナでなにもでてないので。阪大は比較的若手の教授が担当するみたいですね。

といわけで、必死にスライド作りました。合計284枚。最初ゆっくりと、レジュメ形式で進めて行ったんですが全然普通に全部終わってしまいました。大阪に前日入りして、普通の公園ならば前日、もしくは当日につくるのですが、そういうわけにもいかず、前日の飲み会もあったので8割ほどつくってのぞみました。

大阪は前日入り

前日の飲み会は、西本・星本・武田・西井の”若手”メンバー。若手といってももういつ飛び立ってもおかしくない年齢です。僕も37歳で飛び立ちました。なんか早いですね。1次会・2次会と楽しみ、3次会はタクシーに乗ってラーメン。どこのラーメンだったか知らないですが、結構タクシー乗りました。1名のみすぎてタクシー途中で途中下車しましたが、美味しいラーメンで締めました。

集中講義と講演会

翌日、朝から講義。反応が薄かったので、ちょっとテンション落ちましたが、なんとかメッセージは伝えて楽しく話せたと思います。いつも年配の教授の先生がたくさん話しているのをみて、よく体力続くなあと思いましたが、実際やってみると数時間の講義時間でしたが全然疲れませんでした。

講義後、安田先生・南方先生・鳶巣先生らと懇親会へ。なにかおかしいなと思っていたのですが、まだそう言えば講義しかやってなかったんですね。僕の知っている集中講義は1日目に講演会もやって、2日目は講義のみだったんでいろんな形式があるのですね。1次会、2次会とお付き合いいただいたのにも関わらず、ホテルに戻ってみるとまだ早い時間だったので、がんばって2日目の分と講演内容もつくりました。

さて翌日。続きを朝から14時まで。お昼ご飯は安田研の学生と話しました。講義の時と違っていろいろお話ししてくれました。こういう会の方がいいなあと思いつつ、午後の講義へ。その後少し休憩もはさんで300枚弱のスライドを話し切りました。

その後、講演会。今回は最近やっていたフッ素化反応と脱フッ素化反応についてお話ししました。そのおかげで共同研究になりそうなので、それについてはまた後ほど。

長い2日間を無事終えて気分がよかったのですが、なんだか雲行きが怪しい。いや本当の天気が怪しい。そうその日は台風2号による梅雨前線の刺激で記録的な大雨のなった日でした。朝から雨が降っていましたが、特に静岡県を中心に大雨で、新幹線が運転見合わせとなっていたのです。

新幹線が止まる:帰れない

安田先生が学会のプレシンポジウムで雄琴温泉に向かうという話だったので、とりあえずタクシーで新大阪へ。やっぱり新幹線は動いていない。とりあえず安田先生と京都へ鈍行で向かい、そこでお別れしました。京都でどうしようかなと考えたところ、そういえば、名古屋時代の同僚の深澤(京大教授)の研究室見に行ったことないなとおもったので、急遽深澤に連絡し、一路研究室のある京都大学アイセムスへ。なかなかいい研究室で、いろいろと話していると彼女の帰宅時間になったので、一緒にバスに乗って烏丸通方面へ。

烏丸通で降りて、暇なので京都駅に向かって歩いてスマホを見ていたら、本日新幹線がもう動かないことが判明。しかたなく、烏丸御池付近でラーメン食べて、ワークアウトのために歩いて、京都駅の前のホテルを予約し宿泊しました。ラーメン屋は蕎麦みたいな味で、ラーメンだと思うとなかなかですが、蕎麦だと思うとイマイチでした。

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なんと翌日も帰れない。迂回ルートへ

京都もほとんど雨は降ってなかったので、どうせ朝イチには動くだろうと思ってました。

ホテルにてアプリで朝イチの新幹線を予約し、疲れたので早めに就寝。朝5時に起きて、チェックアウトして新幹線口へ。なんだか多くの人がいて嫌な予感がしたのですが、予感的中。なんと午前中は全部運休。もうチェックアウトもしてしまったし、途方に暮れていたのですが、Twitterをみるとあるルートがおすすめされていました。そのルートに従い、一路まず、京都からの東海道本線に乗り込む。

まずは京都から米原へ。1時間20分くらいと意外と時間かかる。そこから、特急「しらさぎ」のチケットを買い、金沢へ。券売機で購入して、トイレに行って戻ってきたら長蛇の列が。皆同じルートで迂回していることを認識しました。

金沢までは2時間ぐらいですかね?うとうとしていたらつきました。その日は快晴、そして金沢百万石祭りの当日であったようで金沢はものすごく人がたくさんいました。

金沢からは北陸新幹線。ここで、えきねっとをみてみると2本分の北陸新幹線が満席。1時間に1本しかないので、2時間まるまる時間ができました。

というわけで、せっかくなので、お寿司を食べに。せっかくなので。

駅前のお寿司屋を探すと、もりもり寿司というお寿司が人気のようでした。開店前にチケットをとりにいくとすでに19番目。そこからものすごい並びました。1周目ではギリギリはいれませんでしたが、時間もあったので5分ぐらい待っていたらすぐに入れました。ノドグロのおすしやいろいろたべましたが、結局しめさばが圧倒的な美味さでした。

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フラフラしていたら時間になったので、北陸新幹線へ。そのまま乗っていれば東京なのですが、その日は軽井沢までいかなければなりませんでした。学科の1年生のオリエンテーションが軽井沢になるセミナーハウスであったためです。そこで、長野で新幹線「あさま」に乗り換えて、軽井沢へ。実は電車で行ったのははじめてです。

軽井沢駅でタクシーを捕まえればよかったのですが、セミナーハウスの最寄りまで、しなの鉄道というローカル線がでていたので、それに飛び乗りました。いまどき、入場はハンコ、到着した信濃追分駅は無人駅でした。もちろんタクシーもいない。2kmぐらいだったので、ワークアウトしました。

というわけで無事に目標の5時前に軽井沢につけてなんとかしっかりとお仕事できました。

結局鉄道好きのような動きをしましたが、結果的には京都にも寄れたし、金沢でお寿司も食べれたし、軽井沢は「道中」だしなかなか楽しい旅でした。

最後に、集中講義と講演会をセッティングしていただきました大阪大学の安田先生とそのスタッフの方々、お付き合いただきました大阪大学の先生方にこの場を借りて感謝いたします。

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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