みなさんこんにちは。
M2の宮﨑です。
少し前になりますが今回、僕はCSJ化学フェスタに参加してきました!
CSJ化学フェスタは毎年秋に行われる日本化学会主催の学会です。
去年、一昨年はオンライン開催でしたが、ようやく現地開催が解禁され、タワーホール船堀にてポスター発表をしてきました。
何を隠そう、船堀は宮﨑の地元でして、これまで生きてきた24年のほとんどを船堀で過ごしています。
船堀は都心へのアクセスは良いものの、特に栄えているというわけでもなく閑静な住宅街が立ち並んでいます。僻地と言えば僻地です。
そんな地元で開催される学会なんてそうそうないので、B4の頃から出てみたいと思っていました。
山口研に配属されるまでは船堀で学会が開催されるとは知らなかったし、思ってもみなかったのでとても驚いた記憶があります。
そして、自分が出させてもらえることになったタイミングで現地開催になったことをとても嬉しく思います。
さて、僕のポスター発表は3日あるうちの1日目でした。
自分にとっては慣れ親しんだタワーホール船堀ですが、ブースが各階に分散しているので人で溢れかえっているというわけではなく、「学会」が開催されているような感じがしない、というのが第一の印象でした。
会場入りしてしばらくの間はどこで何をすればいいのかわからず、色々なところをウロウロしていました笑
ポスター会場には自分と同じくポスターを入れる筒をもち、スーツを着た学生がたくさんいました。
これまでのコロナ禍と、僕にとって現地での学会が初めてだったこともあり、周りに知っている人はおらず、少し不安を抱えながら自分のポスターを貼り出しました。
僕は16:00–18:00のセッションのうち、前半が発表時間でした。
ポスターを貼り出してその前に立っていると、すぐに自分のポスターに目を向ける人たちが現れ始めました。
そして開始時刻よりも前に発表を聞かせてくれという人が現れ、話しているうちに人が集まってきました。
はじめは緊張しましたが、以降すぐに緊張は取っ払われ、思うように話すことができました。
発表時間はあっという間に終わってしまいました。束の間の空き時間が2回ほどありましたが、それ以外はずっと話しっぱなしだったと思います。時間を過ぎてからも聞きにきてくれる人がいたのが嬉しかったです。
最後は口の中がカラカラで口がうまく回っていませんでした笑 水分補給を挟めばよかったです。
マスクをしたまま話し続けるのがけっこう苦しかったです。この御時世仕方ありませんが、早くマスクなしで学会が開催できるようになってほしいです。
色々な質問やご指摘、コメントを頂きました。自分の研究テーマを見つめ直すきっかけになりました。そして自分の研究テーマを見てくれる、聞きにきてくれるというのは嬉しいですね。ラボに早く戻って自分のテーマに磨きをかけたいという衝動に駆られました。
後半のセッションは他の人のポスター発表を見てまわりました。
他の研究室でどのような研究がされているかを知る良い機会になりました。
自分が発表を聴きに行った人の研究が後日ケムステの記事になっていたりして、
「あ!この間色々質問させてもらった人の研究だ!」と感動に繋がったりもしました。
また、2日目のポスター発表で自分の研究をものすごく楽しそうに話している方がいて、印象的でした。
自分の目の前で議論が盛り上がり、時間の都合で直接お話することはできなかったのですが、
自分がよく無愛想と言われるため、この人みたいになりたい…と切実に思いました。
2日目にはM1の彦坂、3日目にはM2の坂井のポスター発表がありました。
僕は先生方の公演を聴いて周りつつ、空いた時間は学生のポスター発表を見にいくといった感じでした。
彦坂ははじめこそ緊張していたものの、すぐに慣れて発表を楽しんでいるようでした。
3日目の坂井は想定していない質問がたくさんとんできて少し大変だった、といっていました。
2日目のお昼は彦坂とラーメンを食べにいこうとしました。
船堀のラーメンといえば大島か多久味!ということでどちらかにいこうとしましたが、多久味は定休日だったので大島に向かうことにしました。
駅からラーメン屋までは10分以上歩くのですが、いざ店の前まで来ると、スーツを着た人たちが大行列を作っていました。
1時間近く待ちそうな感じだったので流石に断念し、周辺には広い公園しかないのでやむを得ず駅に戻ることになりました。無念。
結局、駅前の立ち食い蕎麦屋に入ることにしました。僕は毎日その前を通っていますが、入ったことはなかったので良いきっかけになりました。美味しかったです。
僕にとっては非常に充実した3日間でした。興味のある公演を好きなように聴きにいけたのもよかったですが、それ以上にポスター発表で他研究室の学生の生の声を聞くことができ、自分も負けていられないなと思えたことが一番の収穫だったかなと思います。
宮崎龍也
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