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62号館E棟エレベーターのススメ

皆さんこんにちは。B4の高原知明です。

今回は62号館E棟にあるエレベーターについて紹介したいと思います。

 

まず初めに62号館の簡単な説明をしますと

・暗い

・トイレが古い

・何してるかわからない

・そもそも入る機会がない

といった不遇な建物であります。おそらく理工キャンパスの9割9分の学生が校門の横にある何かぐらいの認識で卒業していくことは想像に難くありません。

しかし、そんな62号館にも理工キャンパスの中で随一と誇ってもいいものがあります。それが

”62号館E棟エレベーター”

です。以下その理由を述べていきます。

1.普通のエレベーターらしさを有している。

理工キャンパスのエレベーターは(個人的な意見ですが)古いものないし少し変わったものが多いです。しかし、このエレベーターは外も中も普通のデザインなので使用時に心を乱されることなく使用できます。いわゆる実家のような安心感というやつですね。

 

2.面白い鏡がある。

エレベーターの中にある鏡ですが、この鏡にたまにキスをしたような跡が現れることがあります。地縛霊がつけたのか、思春期の中高生が忍び込んで練習していたのかはわからないですが、このような話題を提供してくれるエレベーターというのもなかなか珍しいと思います。

初見では結構不気味だった

 

3.”今”を教えてくれる。

エレベーター内部にディスプレイがあり、そこに情報過多な現代を生きる我々に厳選されたInformation(当社調べ)を提供してくれます。

一つめ:今日は何の日

その日に過去何が起きたかを教えてくれます。「太平洋戦争開戦」といった固いものから「ゴールドラッシュの日」といった変化球まで色々あります。

二つ目:News

今日のニュースです。ヤ○ーニュースとかは情報量が多くて疲れちゃいますがこれぐらいならちょうどいいですね。

三つめ:天気

今日の天気を教えてくれます。明日の天気ではないのでそこは注意です。

四つ目:癒し

ワンちゃんやキャンドルといった心を和ませるような画像が出てきます。「理工キャンパスにあるコンクリート造りの建物内」という極めて無機的な環境下で私たち人間に心の温かさを思い出させてくれる素晴らしい機能だと思います。

 

以上3つの理由から62号館E棟エレベーターは極めて優秀なエレベーターということがお分かりいただけるかと思います。ダメ押しに理工キャンパスにある他のエレベーターについても簡単な寸評を以下に示します(GPA的なA+~Fで判断しました)。ちなみに62号館のエレベーターは機能性:A 話題性:A ディスプレイ: A+ です。

・51号館エレベーター

機能性:A+ 話題性:C ディスプレイ: B

理工キャンパスで一番最初に目につく大きな建物が51号館。入学当初は「こんなに大きな建物ならさぞかし立派なエレベーターがついているのだろう」と思っていましたが、1.狭すぎる 2.見た目が古臭い 3.癒しが皆無ということであまりいい印象はないです。ただし、一日当たりの輸送人数に関してはおそらく理工キャンパストップクラスなのでそこはエレベーターとしてちゃんと仕事しているということで高評価。ディスプレイはついているけど現在の階が表示されるだけなのでBということで。

・53号館エレベーター

機能性: B 話題性: A ディスプレイ: B

扉がガラス張りで中身が丸見え。乗っていると外から見られている感じがしてなんか嫌ですね。運転中のこのエレベーターのディスプレイには高速運転モードと表示されるのですが、何と比較して高速なのかは早稲田大学に在籍して4年たった今でもわからないです。なぜかエレベーターの入り口がトイレ前にあるので、休み時間になるとエレベーターに乗る人とトイレに行く人とで窮屈な空間が形成されます。

・55号館エレベーター

機能性:A+ 話題性:B ディスプレイ:A

51号館同様利用人数はトップクラス。見た目もよし。これでディスプレイのInformationが素晴らしかったら62号館E棟エレベーターとかなりいい勝負でしたね。

・56号館エレベーター

機能性: C 話題性: A+ ディスプレイ: F

56号館の4階と5階にはレポート提出場所や実験場所があり、提出時間や授業開始時刻近くになるとダッシュで階段を駆け上がる人がよく見られます。間に合うか間に合わないか瀬戸際の時エレベーターを捕まえられたりするととても嬉しい気分になります。理工キャンパスの学生にとってこのエレベーターは分水嶺となりうる存在なので話題性A+にしました。ただし古い、狭い、ディスプレイがないということでそれ以外の評価はとても低いです。ちなみに夕方以降の5階からの景色はちょっと綺麗で好きです。

・65号館エレベーター

機能性: B 話題性: B ディスプレイ: F

なにも思い出もなく、使用していてとくに不満は抱いたことがない平凡なエレベーターです。理工キャンパスの平均的なエレベーターを知りたければこれに乗るといいかと思います。

・61号館エレベーター

機能性: B 話題性: C ディスプレイ: B

学科の演習や集中講義の際の移動でお世話になりました。外見はなかなかの古さですが、そこに液晶ディスプレイがついているギャップが面白いです。

・63号館エレベーター

機能性: A+ 話題性:B ディスプレイ: B

エレベーターの扉が適度にガラス張りになっており、それが適度な解放感を利用者にもたらします。見た目もきれいなのでこれを常用しているかたは羨ましいです。ディスプレイの性能が62号館と同等であればこちらの方が総合評価は上になるかもしれないです。

・62号館W棟エレベーター

機能性:C 話題性: B ディスプレイ: B

別名初見殺し。中も広いですし見た目もきれいですが、ある一つの欠点がそれらをすべて帳消しにします。それは扉が閉まるのが異常に早いということ。一度扉が開いてから4秒弱で扉が閉まるので、グループでしゃべりながら乗り込むと何人かは扉に挟まれます。使う際は速やかに中に避難してください。

ということで寸評を終えますが、62号館E棟エレベーター以外のエレベーターと比較することで素晴らしさを更に深く理解していただけたかと思います。早稲田大学に在籍する学生の方及び早稲田大学に訪れる機会のある方は、62号館を見た際には「なんかすごいエレベーターある建物」と思い出していただけると幸いです。本キャンの設備と比べてはいけない。

 

それでは今回はこの辺で。

 

追記

早稲田大学ではないですが以前国立衛生研究所を訪れた際、そこのエレベーターの写真をいくつかとったので紹介します。

62号館E棟エレベーターに匹敵するエレベーターに人生で初めて遭遇しました。感動です。

それでは今度こそ、今回はこの辺で。

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高原知明

M2。携帯にある迷惑メールの数ならだれにも負けないです。四十七都道府県制覇を目指してます。

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