上級有機化学Aの講義と、研究室で行っている文献セミナー(抄録会)の資料を日本最大の化学ポータルサイト「Chem-Station」に提供しています。
抄録会
2021
- 5月15日「技あり マイルドにエーテルを切ってホウ素で結ぶ」「ペプシとヒドラゾンが作る枝分かれフッ素化合物」
- 5月22日「⼆ 化の壁を えろ b-アミノアルコール合成」「お望みの⽴体構造のジアミン、作ります。」
- 6月5日「アレーン三兄弟をキラルな軸でつなぐ」「過酸がC–H 結合を切ってメチル基を提供する」
- 6月12日「π-アリルイリジウムに新たな光を」「フッフッフッフッフッ(F5)、これからはCF3からSF5にスルフィド(S)」
- 6月19日「ピリジンの⽴体装飾でアルカロイドをつくる」「お手軽なトリフルオロメトキシ化剤をどうぞ」
2020
- 1月18日「巻いている触媒を用いて環を巻く」
- 1月25日「なぜ傷ついたマジックマッシュルームは青くなるの?」
- 2月1日「アルケンでCatellani反応: 長年解決されなかった副反応を制御した」
- 4月8日「林松 Song Lin」
- 4月11日「大栗 博毅」
- 4月13日「Igor Larrosa」
- 4月18日「(–)-Batrachotoxinin Aの短工程全合成」「Nuno Maulide」
- 4月23日「Neil K. Garg(更新)」
- 4月25日「ボロン酸エステルをモノ・ジフルオロメチル基に変える」「Scott A. Snyder」
- 5月9日「無保護環状アミンをワンポットで多重官能基化する」
- 5月16日「シグマトロピー転位によるキラルα-アリールカルボニルの合成法」
- 5月23日「Brevianamide Aの全合成:長年未解明の生合成経路の謎に終止符」「Ning Jiao」
- 5月31日「ボリル化剤を無駄なく使えるsp3C–H結合ボリル化」「Matthew J. Gaunt 」
- 6月6日「(–)-Spirochensilide Aの不斉全合成」
- 6月13日「アルケンのエナンチオ選択的ヒドロアリール化反応」
- 6月20日「アレノフィルを用いるアレーンオキシドとオキセピンの合成」
- 9月19日「アルケンのエナンチオ選択的ヒドロアリール化反応」「アルケンとCO とジボロンからジボリルシクロプロパンを作る」
- 9月26日「gem-ジフルオロアルケンの新奇合成法」「(–)-Daphenezomine A とB の全合成」
- 10月3日「ジアルキル基のC–H 結合をつないで三員環を作る」「DMSO によるジオールの位置選択的ラジカルO–H 結合活性化」
- 10月17日「エナンチオ選択的a-アルキル-g-ラクタム合成」「9-Dechlorochrysophaentin A の合成と細胞壁合成阻害活性の評価」
- 10月24日「鉄触媒を⽤いたテトラゾロピリジンのC(sp3)–H アミノ化反応」「エノールエーテルからa-三級ジアルキルエーテルをつくる」
- 10月31日「KOtBu を酸素源としたO-ヘテロアセン合成」「リンだ! リンだ! ホスフィン触媒を⽤いたメチルアミノ化だ 」
- 11月14日「アニリン類のC–N 結合に不⻫炭素を挿⼊する」「鉄触媒を使い分けて二重結合の位置を⾃由に動かそう」
- 11月21日「エネルギーの襷を繋ぐオキシムとアルケンの[2+2]光付加環化」「Ru 触媒で異なるアルキン同⼠をanti で付加させる」
- 11月28日「⾮古典的カルボカチオンを⼿懐ける」「ほぅ、そうか ハッとするC(sp3)–H ホウ素化」
- 12月12日「内部アルケン、ついに不⻫ヒドロアミノ化に屈する」「キラルな⼋員環合成におすすめのアイロン」
- 12月19日「カルボカチオンの華麗なリレー ブラシラン類の新たな⽣合成経路」
2019
- 1月19日「計算化学を用いたスマートな天然物合成」「生合成を模倣しない(–)-jorunnamycin A, (–)-jorumycinの全合成」
- 1月26日「立体特異的アジリジン化:人名反応エポキシ化の窒素バージョン」「アルケニルアミドに2つアリールを入れる」
- 2月2日「イオン対と光を利用したラジカルStetter反応」「求電子剤側で不斉を制御したアミノメチル化反応」
- 2月9日「少量の塩基だけでアルコールとアルキンをつなぐ」中国語版「嫌気性コリン代謝阻害剤の開発」
- 2月23日「チオカルバマートを用いたCOSのケミカルバイオロジー」「モリブデンのチカラでニトロ化合物から二級アミンをつくる」中国語版
- 3月2日「単純なアリルアミンから複雑なアリルアミンをつくる」
- 5月18日「NHC が触媒する不⻫ヒドロフッ素化」中国語版「(-)- Salinosporamide A の全合成」中国語版
- 6月8日「可視光光触媒でツルツルのベンゼン環をアミノ化する」「(+)-Arborisidineの初の全合成」
- 6月15日「金属ヒドリド水素原子移動(MHAT)を用いた四級炭素構築法」「治療薬誕生なるか?ジカウイルスのアロステリック阻害剤開発」
- 6月22日「rhodomolleins XX とXXIIの全合成」「緑膿菌の代謝産物をヒトの薬剤に」
- 6月29日「強塩基条件下でビニルカチオン形成により5員環をつくる」「光触媒を用いるスピロ環合成法が創薬の未来を明るく照らす」
- 7月20日 「シリルエノールエーテルのβ位を選択的に官能基化する」「プロドラッグの活性化をジグリシンが助ける」「Arcutine類の全合成」
- 8月3日 「エナンチオ選択的Heck反応で三級アルキルフルオリドを合成する」「1-ヒドロキシタキシニンの不斉全合成」「天然物の構造改訂:30年間信じられていた立体配置が逆だった」
- 8月31日「生命の起源に迫る水中ペプチド合成法」「Pallambins A-Dの不斉全合成」
- 9月7日「抗薬物中毒活性を有するイボガイン類の生合成」「ピリジン同士のラジカル-ラジカルカップリング」
- 9月14日 「C–S 結合を切って芳⾹族を⾮芳⾹族へ」「アンモニアを⽤いた環境調和型2 級アミド合成」
- 9月28日 「C–N およびC–O 求電⼦剤間の還元的クロスカップリング」「」
- 10月5日「2つのグリニャールからスルホンジイミンを作る」「励起状態複合体でキラルシクロプロパンを合成する」
- 10月19日「Selenoneine の全合成と⽣体内での働き」「House-Meinwald 転位で⽴体を操る」
- 10月26日「光誘導アシルラジカルのミニスキ型ヒドロキシアルキル化反応」「⼆⼑流のホスフィン触媒によるアトロプ選択的合成法」
- 11月9日「α,β-不飽和イミンのγ-炭素原⼦の不⻫マイケル付加反応」「光で2-AG の量を制御する」
- 11月16日「Branch 選択的不⻫アリル位C(Sp3)–H アルキル化反応」「クゥイリン・ディン Kui-Ling Ding」
- 12月7日「⼤量合成も可能なシビれる1,2-ジアミン合成法」「(–)-Vinigrol 短⼯程不⻫合成」
- 12月14日「名もなきジテルペノイドの初の全合成が導いた構造訂正」「サラ・E・リースマン Sarah E. Reisman」
- 12月21日 「スルホンアミドからスルホンアミドを合成する」「セス・B・ハーゾン Seth B. Herzon」
2018
- 1月13日「独自の有機不斉触媒反応を用いた (—)-himalensine Aの全合成」「有機ルイス酸触媒で不斉向山–マイケル反応」
- 1月27日「環サイズを選択できるジアミノ化」「Amos B. Smith III」中国版
- 2月10日「触媒のチカラで拓く位置選択的シクロプロパン合1,3-ジエン類のcine置換型ヘテロアリールホウ素化反応成」「金城 怜」
- 2月24日 「二つのCO2を使ってアジピン酸を作る」「Cathleen M. Crudden」
- 3月11日「ゲルマニウム触媒でアルキンからベンゼンをつくる」「Ang Li」
- 5月19日「塩基と酸でヘテロ環サイズを”調節する”」「超強塩基触媒によるスチレンのアルコール付加反応」
- 5月26日「Neil K. Garg」「1,3-ジエン類のcine置換型ヘテロアリールホウ素化反応」
- 6月2日 「“結び目”をストッパーに使ったロタキサンの形成」「磯部 寛之」
- 6月16日 「酸素を使った触媒的Dess–Martin型酸化」「可視光で芳香環を立体選択的に壊す」
- 6月23日 「Antonio M. Echavarren」
- 7月14日 「PdとTiがVECsの反応性をひっくり返す?!」「アノードカップリングにより完遂したテバインの不斉全合成」
- 7月21日 「不斉カルボニル触媒で酵素模倣型不斉マンニッヒ反応」
- 9月8日 「がんをスナイプするフェロセン誘導体」「三脚型亜鉛錯体の⽔素結合で酸素のやり取りを制御する」
- 9月15日 「スルホキシドの⽴体化学で1,4-ジカルボニル⾻格合成を制す」「環状アミンを切ってフッ素をいれる」
- 9月22日 「イミデートラジカルを⽤いた多置換アミノアルコール合成」「キラルLewis 酸触媒による“3 員環経由4 員環”合成」
- 10月6日 「アリルC(sp3)-H 結合の直接的ヘテロアリール化」中国語版「アルキルアミンをボロン酸エステルに変換する」「ニンニクの主要成分を⼈⼯的につくる」
- 10月20日「ゲルセジン型アルカロイドの網羅的全合成」中国語版「ジアゾニウム塩が開始剤と捕捉剤を“兼務”する」中国語版「プロペンを用いたpiericidin Aの収束的短工程合成」中国語版
- 11月3日 「一人二役のフタルイミドが位置までも制御する」中国語版 「[5+1]環化戦略による触媒的置換シクロヘキサン合成」中国語版
- 11月10日「フラーレンの“籠”でH2O2を運ぶ」中国語版「架橋シラ-N-ヘテロ環合成の新手法」中国語版
- 12月1日「Mgが実現する:芳香族アミンを使った鈴木―宮浦カップリング」「カチオン性三核Pd触媒でC–I結合選択的にカップリングする」中国語版
- 12月8日「アニリン版クメン法」「アジドの3つの窒素原子をすべて入れる」
- 12月22日「非対称化合成戦略:レセルピン合成」「3回の分子内共役付加が導くブラシリカルジンの網羅的全合成」
2017
- 1月7日「テルペンを酸化的に”飾り付ける”」
- 1月21日「酸と塩基のつとめを個別に完遂した反応触媒」
- 2月 4日「3日やったらやめられない:独自配位子開発と応用」
- 2月25日「歯車クラッチを光と熱で制御する分子マシン」
- 3月25日「マダンガミンの網羅的全合成」中国語版
- 4月 8日「貴金属に取って代わる半導体触媒」
- 4月29日「ナイトレンの求電子性を利用して中員環ラクタムを合成する」
- 5月 9日「2つの触媒反応を”孤立空間”で連続的に行う」
- 5月20日「バイオ触媒によるトリフルオロメチルシクロプロパンの不斉合成」
- 6月10日「新規抗生物質となるか。Pleuromutilinsの収束的短工程合成」中国語版
- 6月24日「還元的にアルケンを炭素官能基で修飾する」
- 7月8日「配位子だけじゃない!触媒になるホスフィン」
- 7月22日「スルホキシイミンを用いた一級アミン合成法」
- 7月29日「内部アルケンのアリル位の選択的官能基化反応」
- 9月2日「触媒的オリゴマー化“によるポリピロロインドリン類の全合成」
- 9月23日「鉄の新たな可能性!?鉄を用いたWacker型酸化」「銀を使ってリンをいれる」
- 9月30日「アルカリ金属でメトキシアレーンを求核的にアミノ化する」「電気化学と金属触媒をあわせ用いてアルケンのジアジド化を制す」
- 10月21日 「シクロペンタジエニル錯体の合成に一筋の光か?」「可視光によるC–Sクロスカップリング」
- 11月4日 「添加剤でスイッチするアニリンの位置選択的C-Hアルキル化」「ジボリルメタンに一挙に二つの求電子剤をくっつける」
- 11月18日「クロスメタセシスによる三置換アリルアルコール類の合成」「当量と容器サイズでヒドロアミノアルキル化反応を制御する」
- 12月2日 「ビニル位炭素-水素結合への形式的分⼦内カルベン挿⼊」中国版「“かぼちゃ分⼦”内で分⼦内Diels–Alder 反応」中国語版
- 12月16日 「−(マイナス)と協力して+(プラス)を強くする触媒」「非天然アミノ酸触媒による立体選択的環形成反応」
2016
- 9月17日「ベンゼン環を壊す“アレノフィル”」
- 10月1日「触媒でヒドロチオ化反応の位置選択性を制御する」
- 10月15日「ヒドロアシル化界のドンによる巧妙なジアステレオ選択性制御」
- 10月29日「無金属、温和な条件下で多置換ピリジンを構築する」
- 11月12日「トシルヒドラゾンとボロン酸の還元的カップリング反応とその応用展開」
- 11月26日「拡張Pummerer反応による簡便な直接ビアリール合成法」中国語版
- 12月20日「天然階段状分子の人工合成に成功」中国語版
- 12月24日「安定な環状ケトンのC–C結合を組み替える」