お久しぶりです、M1の淺原です。
去る1月27日(日)、渋谷のBunkamuraで開催されていた「ロマンティック・ロシア」という絵画の展覧会に行きました。
別にこういうことに詳しいわけではなくて、ただ漠然とした興味が湧いただけなので知識などは皆無です。ご了承ください。
この展覧会はロシアの国立トレチャコフ美術館に所蔵されている美術品が展示されているそうです。どれくらい有名か知りませんが僕はこの美術館の名前すら知りませんでした…
ちなみにその中でも移動派と言われる写実主義の人々の絵が扱われていました。
そもそもロシアの美術なんて言っても知ってるのは
みたいなポスターだったり本を読むことを推奨するポスターだったり
みたいないわゆるよく見るものしか知りません(僕の場合は)。
なので、いい機会だし知らないものに触れるのと外で歩きたかったというのもあって行ってきました。
このBunkamuraですが、渋谷のスクランブル交差点の先にある施設なので行く最中新宿でもなかなか経験できないような人の波に揉まれました。日曜の昼なので仕方ないといえば仕方ないですね。
さて、行ってみた感想ですが素人でもわかるくらいのすごい作品がいくつもありました。写実主義ってすごいですね。
印象に残った人を何人か紹介したいと思います。
4,5点(もしくはもっと?)絵が展示されていました。自然風景を描いている人だったのですがかなりよく観察して描いているのだろうなと思いました。
ちなみにこんな感じの絵を描く人です。どれも今回の展覧会で見ることができました。
油絵らしいのですが、どれも写真のようです(だから写実主義なのですが)。
2枚目の樫の木の幹なんかは本物をそのまま取って貼り付けたようです。
Wikipediaのパブリックドメインの中にはありませんでしたが、ここで展示されていた「正午、モスクワ郊外」という作品も個人的には好きです。ここのHPに載っていたので気になる人は見てみてください。
この人は、この展覧会のHPのトップやチケットにも使われている「忘れえぬ女」の作者です。先述した移動派のリーダーのような存在だったそうです。
この絵だけ一際広いスペースが与えられ展示されていました。まさにこの展覧会の顔です。この絵のモデルとなった女性は誰だか不明らしいです。
絵自体結構大きかったのですが、少し高めの位置にあったのでこの絵を見ている自分たちも上から見下されている感じがします。
この絵が何故こんなに重要視されているのかはわかりませんでしたが、調べてみると今はロシアでもかなり有名な絵画と扱われていますが、当初は作者が作者なので(元々帝国の芸術アカデミーの官製芸術に反発していた)かなりバッシングを受けたそうです。そんな中から評価されていったので有名になったのでしょうか。ここは美術史を勉強してみないとわからない気がしてきました。
また、HPにはこの人の「月明かりの夜」という作品も掲載されているので気になる人は探してみてください。
ニコライ・サモーキシュ (wikipediaありませんでした)
この展覧会で展示されている絵は、激しく動いているものをほとんど対象としていませんでしたが、この人の描いた「トロイカ」は全く異なり激しく動く馬車の躍動感がよく現れています。説明によると、この人は動きを重要視する人だったらしく弟子のためにカメラなどを駆使して勉強させていたらしいです。この中では結構異色の人なのでしょうか。
肝心のこのトロイカの絵はパブリックドメインは見つからなかったのですが、Google画像検索で出てきたので気になる人は検索してみてください。
この展覧会はちょうどこの日に終了してしまったのですが、また開催されたら行ってみたいなと思いました。
知識があるともっと楽しめるようになるのではないかと思います。多分。
たまには、普段触れられないような文化に触れてみるのもいい経験になるので皆さんも試してみてください。
淺原光太郎
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