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山口大学で山口が講演してきました

6月14日、山口宇部空港に降り立ちました。久々の対面講演会です。学術変革領域の非公開シンポで4月に20分ぐらい話しましたが、それを抜くと2年以上ぶり。こんなにお話していない時はこれまでないですね。コロナ前でしたらおそらく50件ぐらい講演をしてたんじゃないかと思います。ようやく少しずつ新型コロナ禍の状況から改善しつつあります。

さて、今回は、山口大学で日本化学会中国四国支部の主催する山口地区化学講演会でお話してきました。お招きいただいたのは、山口大学の西形孝司先生。留年している僕とは真逆で大学飛び級もしており、若くしてPIとして活躍されていたので、まさか同い年とは思いませんでした。

で、講演会のプログラムはこれ。

タイトルで気づいたひともいると思いますが、今回は、山口(僕)のみならず山口大学で山口3名による講演会だったんです。なかなかユニークなことを考えますね。若い山口が1番手、中堅山口が僕、そして重鎮山口が最後です。

念願の瓦そば

さて、話をもとに戻すと、山口宇部空港に降り立つとあいにくの雨。西形先生が大学公用車で迎えにきてくれました。空港から大学まではなんと10分程度という驚愕なアクセスのよさ。その分駅は行きにくく、東京に行くのが一番近いそうです。大学につくと西形研究室を見学させていただき、居室でお昼ごはんをいただきました。

そこで食べたのが、待望の瓦そば

といっても瓦ないです….残念なことに、有名な瓦そば屋さんが定休日であったそうで別のお店でテイクアウトしたものをいただきました。逃げ恥で瓦そばをみてから食べたいなあと思っていたのですが、念願かなって良かったです。見た目はただの茶そばでしたが、焼いてあるからか、お肉が乗っているからか比較的こってり目で美味しくいただきました。

談笑しながら昼食。これもちょっと前までできなかったやつですよね。

 

山口3氏講演会

13時25分から講演会。はじめは理科大の山口友一先生。5年前に理科大で博士を取得したということで、ちょうど良い結果が出てのっているときですかね。同じ理科大出身なのでがんばっていただきたいです。内容は光触媒に関連するお話でした。2番めは僕。今回もギリギリで、当日4時からはじめて、着陸態勢に入ります。と飛行機で言われる直前にできあがったスライド。できあがっているのか知らないですが、もうさすがにもうちょっとちゃんとしないといけないです。
タイトルは、

芳香族カルボニル化合物変換の定番ではないレシピ

と謎のタイトル。

これ、有機合成の定番レシピという本をもじっているんですね。

なぜなら、この書籍の訳者である、上村明男先生が山口大学だからという安直な考えから。有機合成のナビゲーターの方が有名だと思うのですが、こちらもこの先生が書いています。しっかりご挨拶させていただきました。物腰柔らかでとても良い先生でした。

久々の講演はというと、ギリギリで作った割にはうまくいきました。というか対面だったんでとても楽しかったです。毎月2−3回講演があったときにはあまりない感覚ですね。

3番めは福岡大学で2年前に退職された山口敏男先生。量子レーザーの話で中身はさっぱりでしたが、拝聴させていただきました。

コレも久々の懇親会

講演後、久々の懇親会です。これも久々です。はじめは、山口敏男先生、山口大学の藤井先生、川本くん、西形先生と宇部市の中心部の方にタクシーでいき、懇親会。そう川本くんは学生のときから知っているのですが、4月から独立准教授として研究を開始したそうです。今後が楽しみですね。楽しく語らいながら一次会終了。外にでたらまだほんのり明るく、西日本の日の長さを体感。

ホテルにチェックインしてから、西形先生、川本くんと二次会へ。地元の日本酒を堪能しました。前日はほとんど寝てなかったので、落ちそうになりましたが、美味しくいただきました。で、いつもどおり美味しいラーメン屋を聴くと、一久(いっきゅう)というラーメン屋が人気とのこと。お腹いっぱいでしたが、食べないわけにはいかないと、2人と久へ。少し香りがつよい、博多ラーメンで、飲んだあとにはかなり美味しくいただきました。

ホテルに帰るとお腹いっぱいだったこともあって即寝。ぐっすり眠りました。

散歩と帰京

宿泊していたホテルは、ANAクラウンプラザホテル宇部。まわりには失礼ながら高い建物はあまりないので、朝はホテルの部屋から海側の宇部市が望めました。

 

お風呂に入り朝ごはんを食べて、部屋に戻ろうとするとエレベーターでみたことある人がすれ違いました。なんと吉田優さん(理科大)と遭遇。宇部興産の助成金授賞式できていたようです。どうりで、朝ごはんでもなんとなくアカデミックの匂いがするひとがいるなと思ったら。

空港の場所もホテルの場所も全く調べずきてしまったので、飛行機は少し遅めにとったため時間がありました。タクシーだと10分ちょいということだったんで、昨日のカロリーを消費するために空港まで歩くことにしました。5kmちょっとだったのであるいても40分ぐらいで到着。お土産を大量に買い込んで帰路につきました。

 

というわけで、久々の講演会・懇親会を楽しみました。こういうのが大学教員の1つの醍醐味であるにも関わらず、コロナ前は忙しさのせいか、その日常がめんどくさいなあと思っていました。調子に乗ってましたね。2年の空白、未曾有の交流停止期間を経て、また講演会や学会、人の交流が楽しくなりました。この気持ちになれたのがよかったとポジティブに考えつつ、また楽しんでいければと思います

最後に、今回ご招待いただいた西形先生始め、山口大学の先生方、そして参加していただいた学生諸君にこの場を借りて御礼申し上げます。

 

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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