研究室について

早稲田ボロ勝ち!

本研究室は、2016年4月に名古屋大学から転任し、設立した研究室です。当時は3名の学生と助教であった、武藤慶君(現・名古屋大学准教授)と5名で研究を開始しました。当時は62号館2階の2室のみで、ドラフト以外なにもなく、本当にゼロから研究室を立ち上げました。

1期生は全員博士後期課程を選択、2期生、3期生が研究室に所属、そこで太田英介君(現・早稲田大学高等研究所准教授)がスタッフとして加わってくれました。4期生が所属したころには研究室の人数は有に30名を超え、応用化学科ではもっとも大所帯の研究室なりました。修士課程としてはじめての卒業生も輩出しました。

ところが、2020年4月、新型コロナの影響で研究室を3ヶ月位上しめなければなりませんでした。「交流禁止」「積極性はいらない」というコロナ禍の雰囲気に、つくりあげた理想の研究室も崩れさり、やめようかとも思いました。

ちょうどそのとき、2020年に新設された早稲田リサーチイノーべションセンター121号館に研究室を移転しました。都内、特に山手線内では、屈指の研究環境で研究を続けることができました。コロナ騒ぎも鎮静し、現在(2024年6月)は9期生が4年生として研究室に所属しています。同時に、通常の研究生活も戻り、いまは再度理想の研究室に近づいています。来年度で10年目、そして節目となる10周年を迎えます。

研究内容は有機合成化学。有機金属化学、全合成、光化学、構造有機化学、電気化学、創薬化学、植物生理学、ケミカルバイオロジーなど、分野の枠にとらわれず、最新シンセティックケミストリーを駆使して、応用化学科の役に立つ・役立てる化学に則り研究を行っています。

日夜奮闘する素晴らしい共同研究者たちのおかげで、注目される研究成果をたくさん発表することができています。どの研究分野においても、トップをとることのできる人材育成を常に考え、今後も早稲田ボロ勝ちを目指して邁進していくつもりです。学部生のみなさんや、研究者の皆さんはぜひ見学に来てください。

なお、本ホームページは2024年6月に大幅リニューアルし、研究内容や研究成果、研究室のイベントや、ブログなど多くのコンテンツを公開しています。研究室のホームページとしては圧倒的なアクセス数を誇る、当研究室のWebページをご覧になって、素晴らしい仲間たちの雰囲気を感じていただければ幸いです。

2024年6月 山口潤一郎

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