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山口研、溶媒精製装置を導入しました!

お久しぶりです。M1の武です。

みなさんTHFのような吸水性の高い溶媒についてどう扱っていますか?当研究室では、購入した脱水溶媒をそのまま使わず、蒸留塔で使う分を蒸留した後に使うようにしていましたが、かなり時間がかかってしまう/溶媒を吸うときに面倒だという印象でした。

ところで最近(実は7月でした汗)当研究室では、新しい設備を導入しました。それがー

溶媒精製装置です。おなじみの方もいるかもしれませんが、簡単に説明すると、二本のカラムを組み合わせることで、溶媒中の水分だけでなく、酸素や他の不純物も除去してくれる装置です。該当溶媒はうちでよく使われているTHF、ジクロロメタン、トルエン、ジエチルエーテルの4種類です。

溶媒の吸い方は、フラスコ(写真左)に貯めてから吸うのと、その横にあるのループ(写真右)に直接シリンジを刺して吸う二通りがあります。フラスコの場合非常に細い針を使わなければならないので、大量に吸いたいときは大変ですね。

なので個人的にループから吸った方が事前準備も殆どないですし楽だと思います。(溶媒が飛び散りますが、、

ご覧の通り、この装置にバルブが多く、初め操作を覚えるのに結構時間がかかってしまったが、慣れてしまえば迅速で綺麗な溶媒を出すことができるので、ものすごい便利ですね。

 

ちなみに自分がこの溶媒精製装置の係を務めさせていただきました。全く使ったことのないものでドキドキしますが、全力で頑張りたいと思います。

それではまた!

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D3。中国福建省出身。半分のオタク。 歌うこととルビーちゃんとサファイアちゃんが大好き

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