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Juncs: 研究室設立10周年記念パーティー!

みなさんこんにちは。研究室PIの山口潤一郎です。
実は久々のブログ更新ですが、今回だけはどうしても自分で書かなければならない出来事があり、筆を取りました。

10年目、節目の宴

2025年8月9日(土)。研究室の10周年記念パーティー、その名も Juncs が開催されました。
2016年4月に研究室を立ち上げてから9年半。実はまだ「本当の意味での」10周年ではないのですが、今年はちょうど真ん中の5期生4名が卒業を迎える節目。そして「Pacifichem開催年には公式同窓会をやろう」という決まりから、今年の開催に至りました。

この日を特別な一日にしたい。そう思い、数カ月前から念入りに打ち合わせを重ねました。ですが、僕の想像をはるかに超えて、裏では実行委員とOBOGが何百倍も動いてくれていました。まず驚かされたのが、20ページ以上にも及ぶ特製パンフレット
「Juncs = Jun’s Children Society」の略らしく、当日のスケジュール、参加者のプロフィール、これまでの飲み会の回数や受賞歴まで…どれだけ時間をかけてくれたのか想像もつきません。本当に感謝しかありません。

クルージングとマグロ解体ショー

当日の予定の目玉はまずクルージング。実は以前、早稲田の賞をいただいたときに屋形船で皆と飲もうと計画したものの、コロナで中止になったという経緯があります。あのとき、まさか2年以上も制限の日々が続くとは夢にも思いませんでした。
今回はそのリベンジとして、しかもマグロ解体ショー付き。早稲田に来る前、ケムステイブニングミキサーで自腹開催したマグロ解体ショーが大盛況だったこともあり、「これを研究室用にやろう」と即決。サイズは少し小ぶりながら、迫力は十分。会費は1次会から最後まで5,000円、その他はすべて僕が負担するという約束にしました。

当日のスケジュール

再会の喜びと、汗だくの開会

実は楽しみすぎて前日はほぼ眠れず。当日昼に家族と食事を済ませ、15時ごろ両国へ。既に何組かが0次会をしていたようです。15時45分、埠頭で集合。卒業以来の再会もあれば、顔なじみのOBもいて、乗船前から笑顔と歓声が絶えませんでした。念のため万が一に備えて乗船前に全員で記念撮影。結果的にこれがとても良い写真になりました。

16時過ぎに出港。この2〜3日で一番涼しい日だったとはいえ、船内は灼熱。走り出せば涼しくなると思いきや…そんな甘くはありませんでした。汗だくでの開会も、今ではいい思い出です。

乗船前に記念写真!

仕掛けられた交流ミッション

2期生の淺原による乾杯でパーティー開始。台湾からわざわざ来てくれたことに感激。
続いてマグロ解体ショーがスタート。第一刀は僕が入れましたが、マグロが大きすぎ、包丁が小さすぎてまったく歯が立たず…。その間、スペシャルイベント第二弾「クイズ王決定戦」へ。
席の配置にも工夫があり、各学年が混ざるように配置。在校生には
1. 誰かと写真を5枚以上撮る
2. クイズ席の近くの方の情報を事前に調べておく
というミッションを課しました。卒業生が「また来たい」と思ってくれるようにするには、交流が何より大事だからです。結果、多くの学生がしっかりミッションをこなし、会話と笑顔があふれる時間になりました。

クイズでは僕のチームは惜しくも2位。クリティカルな問題を間違えたのは悔しいですが、それもまた良いネタです。

お寿司、歓談、そして記念写真

マグロが寿司になって登場。中トロ・大トロがこれでもかと並び、全員で堪能。握り体験もさせていただき、笑顔が止まりません。

歓談が続く中、船酔いで体調を崩した人には申し訳なかったですが、夕方の涼しい風に吹かれながら2階デッキで再び記念写真。こちらもまさに「記念パーティー」という一枚になりました。

良い集合写真がとれて大満足

最後は1期生代表・一色くんの祝辞と乾杯でクルージング終了。

そして夜は続く…

もちろん山口研の宴はこれで終わりません。二次会は研究室で。飲んだら乗るな(公共交通機関)がモットーのためUberで移動し、少しまったりしてからほぼ全員参加で二次会開始。

クイズの続きのあと、完全に油断していた僕にサプライズが。Tomくん、石川さん、伊丹さん、八木、天池、武藤、かとけん、さらに伊丹研時代の仲間からも温かいビデオメッセージ。途中までこらえていましたが、伊丹さんの言葉で堰が切れました。一色も号泣。

各学年からのサプライズプレゼントにも感激し、そこからは飲みの流れへ。気づけば朝まで続いていました。

 

感謝とこれから

今回の成功は、積極的に交流してくれた在校生、忙しい中参加してくれた卒業生、そして運営委員として動いてくれた中原、守屋、宮崎、久保、5期生のみんな、そして稲垣、白井のおかげです。スペシャルアドバイザーの黒澤さんにも感謝します。
また、ゼロから研究室を作り上げてくれた1期生と武藤くん(今回は残念ながら不参加)にも心から感謝したいと思います。

 

栄光の架橋へ

最後に、中原制作のビデオのラストを飾ったのは、僕の大好きなゆずの「栄光の架橋」。この歌詞が心に刺さるのは、全力で頑張った人だけだと思います。

誰にも見せない泪があった
人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった
けれど確かに歩んで来た道だ
あの時想い描いた夢の途中に今も
何度も何度もあきらめかけた夢の途中

いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある
だからもう迷わずに進めばいい
栄光の架橋へと…

学生たちには、これから困難にぶつかったとき、この研究室での日々を思い出し、栄光の架橋に向かって歩んでほしいと思います。

では、また5年後を楽しみにして日々精進していきたいと思います。今日という日は二度とこない。

この一球は絶対無二の一球なり されば身心を挙げて一打すべし

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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