みなさん「村上春樹ライブラリー」を知っていますか?
2021年10月1日に早稲田大学(本部キャンパス)に開館した図書館です。
校友である作家・村上春樹氏のすべての作品や、同氏から寄託、寄贈された小説・エッセイなどの著作、レコードなどが保管されている建物です。
なんと設計を手掛けたのは、国立競技場や高輪ゲートウェイ駅をデザインしたことでもしられる隈研吾氏です!
私は村上春樹作品を読んだことはなかったのですが、建物としても非常に興味を持ったので入館予約をして行ってきました。
まず外観から素晴らしくオシャレでした。木と金属を組み合わせたトンネルが印象的でした。作品世界を行き来する意味合いが込められているようです。そして館内入ってすぐにある「階段本棚」というアーチ状の天井と左右の本たちに包まれた空間に圧倒されました(アイキャッチ画像)。照明や雰囲気が相まって居心地のいい空間でした。図書館という場所柄、撮った写真は少ないですm(__)m
館内を回りながら、自分が気になった村上春樹作品と、それ以外の本を1冊ずつ読んだので紹介します。
『アフターダーク』(村上作品)
ロックバンドの曲名で同じ名前の曲を知っていたという、くだらない理由で手に取りました笑。冒頭をさっとしか読めてないのですが、深夜から明け方までの人々の物語です。登場人物の語り口や、風景の描写など心地がいいなと思いました。賛否はあるみたいですが、すらすら読めてしまいそうなので個人的には続きを読みたいです。
『〆切本』(左右社)
着眼点が面白いなと思いました。明治から現在にいたる作家たちの〆切にまつわるエッセイ・手紙・日記・漫画をまとめた一冊になっています。博士論文に追われている今の自分の状況とも重なり、勇気づけられました。この本は館内のカフェスペースでコーヒーを飲みながら読みました。小洒落た休日を過ごせました笑
本を読んだのがとても久々でしたが、本にしっかり向き合えるいい空間でした。日曜日に開館している早稲田の図書館としてもレアですし、在学中にもう数回は行きたいなと思っています。ちょっとした予約枠の争奪戦はありますが、興味を持った方はぜひ行ってみてください。
参考リンク1「〈村上春樹ライブラリー〉を設計した隈研吾に現地取材&館内徹底レポート!」
参考リンク2「「村上春樹ライブラリー」がオープン」
大北俊将
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