Isshiki, R.; Takise, R.; Itami, K.; Muto, K.; Yamaguchi, J.
Synlett 2017, 28, 2599–2603.(Invited contribution)
DOI10.1055/s-0036-1589120
ヘテロ芳香環をもつフェニルエステルをアリール化剤とした、ケトンのPd触媒を用いたα-アリール化反応を開発した。我々が開発したdcypt配位子がもっとも効果的であり、様々なケトンと、エステルが反応し、α-アリールカルボニル化合物を与える。
一色くんの二報目!第一著者は初めてです。4年生のはじめのテーマでしたが、見ての通り、ヘテロ芳香族エステルの基質適用範囲が狭すぎたため、引き出しにしまっていました。丁度Synlett誌から招待論文(Cluster)が来たので、日の目をみることはできました。反応形式としてはとってもユニークな反応です。一色くんはすでに総説1報がアクセプトされ、現在、論文3報目を執筆中であり、絶好調です。おめでとう!
山口潤一郎