Harnessing Zirconocene (III) for Photoinduced Carbon Radical Generation
Ota, E.; Aida, K.; Yamaguchi, J.
Chem. Lett. 2024, Accepted Manuscript
可視光レドックス触媒反応の進歩に伴い、近年炭素ラジカルを生成する様々な方法が報告された。本総説では、有機合成ではあまり使用されることのないジルコノセン(III)を利用した最近のラジカル生成のアプローチを紹介する。特に、アルキルジルコニウム種の光開裂および可視光レドックス触媒による還元に着目した。
会田3報目の論文です。Chem LettのHighlight Reviewの依頼を頂き報告しました。実は昨年の有機反応若手の会で現M2の田島が口頭発表賞を受賞し、それがきっかけで声をかけて頂きました。田島は他の仕事でそれどころではなかったので、会田との共同執筆にしました。自分自身もcorresponding authorとしては初の総説でした。範囲を狭め過ぎて若干accountのような感じになってしまいましたがご容赦いただけると嬉しいです。数年後はちゃんとしたaccountが出せるように頑張ろうと思います。会田はReviewも出し、これで博士卒業要件を全て満たしたことになります。あと残すところ一年もないですが、残り期間自分の研究に全力で打ち込んでほしいと思います。おめでとう!
太田 英介