みなさんこんにちは、B4の中山です。
1年も早いもので気がつけばもう3月、卒業シーズンですね。
卒業シーズンといえば、卒業ソング。
卒業ソングといえば荒井由実(松任谷由実)さんの「卒業写真」やレミオロメンの「3月9日」など、多くのJ-POPがあります。
しかし、今回はあえて合唱曲から卒業ソングをみてみたいと思います。
君が君に歌う歌
昨年のNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲となった曲。作詞はあのリリー・フランキーさん。
通称Nコンと呼ばれるこのコンクールは中高生をターゲットとしているだけあり、その課題曲はキャッチーで卒業ソングっぽい(?)ものも多いです。
例えば、森山直太朗さんの「虹」や、アンジェラ・アキさんの「手紙」なんかは歌ったことがある人も多いかもしれません。
ここで少し合唱の形態について説明
・混声合唱:高音から順に、女声(ソプラノ・アルト)、男声(テノール・ベース)四部で主に歌われるもの。
おそらく多くの人が合唱と聞くと思い浮かべる一般的な合唱スタイル。女声(頭で響かせる澄んだ声)と男声(胸に響かせる豊かな声)で声の雰囲気が異なるため、声としてのまとまりにはやや欠けるが広い音域を使えるため表現の幅は広がる。また主旋律を音程の取りやすい女声が歌うため下手に聞こえにくい。
・女声合唱:高音から順に、女声(ソプラノ・メゾソプラノ・アルト)の三部で主に歌われるもの。
こちらも比較的多く見られる形式。女声のみの同声合唱であるため、まとまりをもった声が特徴であり、音程も比較的安定して聞こえる。また、繊細な表現も可能。しかし、倍音(いわゆるハモリの成分)が少ないといわれる。
・男声合唱:高音から順に、男声(トップテノール・セカンドテノール・バリトン・ベース)の四部で主に歌われるもの。
合唱の形式としては上二つに比べるとマイナー(そういえばクラス合唱でも男子って真面目にやらないもんね)である。発声の点からか音程が不安定であり殊更音程を重視するコンクールでは不利。しかし、倍音の豊かさと同声ならではのまとまりから、音程を克服することで最強に近い合唱になる。
さて、本題に戻ります。
旅立ちの日に
言わずと知れた卒業ソングの定番。歌ったことがある人も多いはず。
「合唱の力で学校を明るくしたい」と願った校長先生が、生徒の卒業の記念になるようにと音楽の先生と一緒に作り上げた有名な卒業ソングです。
群青
こちらの曲はあまり卒業ソングとして有名ではないかもしれませんが、個人的に卒業ソングとして推していきたい曲。
東日本大震災で被害にあった、福島県南相馬市小高中学校の卒業生とその音楽教諭らによって作り上げられた曲です。
ここまで、卒業ソングとして3曲を紹介しておいてなんですが、
音楽って最初から意味を与えられて聴くべきものではなく、聴いた人が自由に意味を与えるべきものであると思います。
というわけで、みなさんもお気に入りの卒業ソングを探してみてはいかがでしょうか
中山景斗
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