こんにちは。B4の高原知明です。
今回は研究室にある蒸留塔のいいところを紹介したいと思います。
もちろん蒸留酒を作るためのものではありません。念のため。
いいところその①:内部に水が存在しない驚きの環境
Panasonicの「?がいっぱい不思議の図書室」によると
宇宙(うちゅう)から見た地球は、青く輝(かがや)いている。なぜなら地球の表面の10分の7が、水でおおわれているからだよ。だから、地球は「水の惑星(わくせい)」と呼(よ)ばれるんだよ。
とあります。このように、地球には水が非常に多く存在していることが分かります。
しかし、蒸留塔内部では水がナトリウムで潰されてしまうので、水が(ほぼ)存在できません。
水の惑星に水が存在しない空間があるのは驚くべきことではないでしょうか?
自分の近くにこんなものがあると思うとウキウキして生活に活力があふれ、QOLが上がること請け合いです。
いいところその2:気まぐれ
(私は犬派ですが)ネコの魅力の一つに気まぐれであることがあげられるそうです。
意外なことに蒸留塔もネコちゃん同様「気まぐれ」要素を持っています。
というのも、蒸留塔は時たま突沸して塔全体にケチルをまき散らすことがあります。
この突沸が起こるタイミングが未知なので気まぐれというわけです。
いきなり突沸して、立て直しのために蒸留塔係(茅島と自分)から数時間奪い去る。
この行動の読めない感じ、まさしくネコそのものという感じがしませんか?
ネコ好きの方は蒸留塔を好きになる可能性が十二分にあるといえるでしょう。
いいところその3:名前を付けられる
研究室にある蒸留塔には名前があり、立て直しの度に蒸留塔係により名前を付けられます。
この名づけが個人的に結構楽しみです。
衆院選が行われているときに立てた蒸留塔には「希望の塔」という名前を付けました。
某政党にちなみ「水ゼロ、酸素ゼロ、花粉症ゼロ」という3つのゼロを目指しました。
希望の党塔
いいところその4:立てるのが楽しい
立てるのが楽しいと書きましたが、その中でも一番楽しいのは「ナトリウムを切っているとき」です。
高校の化学資料集にナトリウムをナイフで切っている写真が載っていましたが、それを自分での手で行えるのはとっても感動です。
切っているときの個人的な感想を述べさせていただくと
「フニフニして癒される」
です。あの微妙な感じは実際に切ってもらわないと分からないのが口惜しいです。
プロ
いかがでしょうか。ここまで読んだ方はきっと蒸留塔大好き人間になってしまったかと思います。
一家に一台蒸留塔の時代になり、皆さんがここに挙げた恩恵を受け取れる時代が来ることを切に願います。
それでは今回はこの辺で。
高原知明
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