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Bill Morandi先生講演会

こんにちは、D1の白井です。

9月5日にETH ZürichのBill Morandi先生をお招きし、講演会を開催しました!Bill Morandi先生はETH Zürichの教授で、Erick M. Carreira先生のもとで博士号を取得した後、CaltechでRobert H. Grubbs先生のもと博士研究員をされました。その後、Max-Planck-Institut für Kohlenforschungで独立研究グループを立ち上げ、2018年にETH Zürichへ戻られています。

朝、自分は品川駅までMorandi先生をお迎えに行くという大役を潤さんから任せていただきました。かなり緊張しながら待っていましたが、お会いするととても気さくに挨拶してくださり、ほっと胸をなで下ろしました。

荷物をホテルに預けタクシーで早稲田駅へ。これまでたくさんの論文を読んで勉強してきた先生が目の前にいらっしゃるだけでも感動でしたが、移動中には「どんな研究をしているの?」と聞いてくださり、自分の研究についてお話しすることもできました。まさに夢のような時間でした。

到着後、ほどなくしてお昼ごはんへ向かいました。Morandi先生に加えて、陽さん、豊田、白井、安生のメンバーで、早稲田にあるピザ屋さん「高田牧者」へ。Morandi先生と一緒に、期間限定の「しらすのジェノベーゼ」を注文しました。先生はほとんど好き嫌いがないそうで、特に日本の海鮮が好きとのこと。しらすのピザはとてつもなく美味しかったです!Morandi先生もかなり気に入ってくださったようで、「イタリア人の友人に、イタリアのピザより美味しいって送らなくちゃ」とお茶目に話されていました(笑)。豊田と安生はデザートまでしっかり堪能(笑)。ほかのメンバーはコーヒーを飲みながら、素敵な昼のひとときを過ごしました。食後は腹ごなしも兼ねて、本キャンを歩きながら研究室へ。121号館を見て、「綺麗でいいね」と言っていただけたのも嬉しかったです。

研究室に到着後は、ディスカッションタイムへ。まずは潤さんとのミーティングの後、学生(白井,豊田,安生)・陽さん・英介さんが順番にMorandi先生と研究についてお話しする時間をいただきました。自分も20分ほど、自分の研究について直接ディスカッションさせていただきました。普段から論文を読んで勉強している先生に、自分の研究を直接説明して意見をいただけるという非常に貴重な機会。少し緊張しましたが、Morandi先生は反応や研究の狙いについて一つ一つ興味を持って聞いてくださり、ここはレビュアーにつっこまれそうだねや、アプリケーションはこのくらいでいいねなど具体的なアドバイスをいただき褒めていただけたのがとても嬉しかったです。講演前から非常に濃い時間となりました。

 

そして16時20分から、いよいよ講演会です!今回の講演タイトルは、“New Concepts for Atom and Functional Group Transfer”でした。

Mukaiyama Awardでは、shuttle catalysis、single-bond metathesis、nitrogen atom insertionをはじめとするお話しがたくさんでてきました。前半では、近年Morandi研が精力的に研究しているmolecular editingについて紹介していただきました。特に、既存の分子骨格に窒素原子を1原子だけ挿入する反応、沢山勉強してきた話を生で聴くことができて嬉しかったです。 アンモニウムカルバメートとPIFAを用いることで、キナゾリンへわずか10分で変換できるという反応は、改めて非常に実用的な反応だと感じました。また、縮環した基質ではキノキサリンが得られるという選択性の話も面白かったですポルフィリンなどに適用できたら面白いのかななんて考えてました。また、反応の開発だけにとどまらず後期段階のペプチドに適用していたのはすごいなと思いました。システインなどには適用できませんが殆どの場合において窒素をトリプトファンに挿入できます。さらにさらに、aza-allenium を用いた酸化的アミノ化(ニトリル、アミジン)の反応、chemrxivに上がっているアミンメタセシス, シャトル触媒、ポリマーのお話など盛りだくさんの内容でした。全部を詳らかに説明すると膨大な分になるので省きますが、本当に面白かったです。また、それぞれの研究を紹介する中で、「この研究はこのポスドクが本当に頑張ってくれたんです」と、研究を進めたメンバーへの労いの言葉を何度も述べられていたことも印象に残りました。

僕たちは沢山質問しました。反応機構についての細かい質問から、今後の展開まで、学生から次々と質問が飛びました。Morandi先生はどの質問にも丁寧に答えてくださり、ときにはスライドに戻りながら詳しく説明してくださいました。自分たちが論文を読んで疑問に思っていたことを、実際に研究をされた先生本人に直接聞けるのは本当に貴重な機会でした。予定していたQ&Aの時間いっぱいまで質問が続き、とても活発な講演会となりました。

その後、潤さん、英介さん、柴田先生がお食事にいかれました。向かったのは神楽坂にある**「円居-MADOy-神楽坂別邸」**です。終始とても和やかな雰囲気で、素敵な時間になったとのことでした。

そして、Morandi先生は2026年度Mukaiyama Awardを受賞されています!潤さんがお祝いのプレートをご用意されていました。Morandi先生にも喜んでいただけたようです!

またお疲れのはずなのに2次会としてラボにも来てくださりました!ラボ時代の研究の失敗や、研究の姿勢、スイスでの生活、いろんな学生の質問に対してフランクに答えてくださりました。こんなに幸せな時間はありません。頭で沢山考えるのもOKだが、思いついたことはすぐ試せという言葉が心に残りました。実験さらに加速していきます。写真にも快く応じていただきました。本当にお優しかったです。また、日曜日は潤さんとモランディ先生で新宿でご飯を楽しんだそうです!!

~後日~

火曜日に名古屋で講演のスケジュールだったので、品川の新幹線乗車までお見送りに。名前を覚えていただけて本当に嬉しかったです。自分はいつかスイスに行きたいと思っていますので地道に研究を頑張りたいと思います。

このような貴重な経験をさせていただきました潤さん、ありがとうございました。

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白井亮太朗

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