講師:Igor Larrosa教授 (マンチェスター大学)
日時:2023年3月15日(水)16:30~18:00
演題:
「Mechanistic Understanding-Led Transition Metal Catalyzed C-H Functionalization」
場所:121号館コマツ100周年記念ホール
Larossa先生は英国マンチェスター大学の有機化学者です。スペイン・バルセロナ生まれ。バルセロナ大学(1999年)で学部を卒業し、Felix UrpiとPere Romeaのもとで修士号と博士号を取得しました。その間、スイスのチューリッヒ工科大学のエリック・M・カレイラ教授の研究室で3ヶ月間研究しています。その後、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンのバレット教授のグループにてポスドク研究を開始し、グループリーダーに任命されています。2007年9月、ロンドン大学クイーン・メアリー校の有機合成化学講師として独立し、2011年に上級講師に、2012年に触媒学のリーダーに昇格しました。2014年、マンチェスター大学へ移り、有機化学の教授に就任しました。
研究は、C–H結合の直接変換と機構解明研究に加えて、最近では機械学習を利用した反応機構の提案も報告しています。今回はRSC(王立化学会)のサポートで滞在し、多くの大学で講演しています。ぜひご参加いただければ幸いです。