先日、エーテル化、αアリール化に引き続き一色の3報目の論文がPublishされました!
今回は芳香族エステルの脱カルボニル型C–P結合形成反応です。
このテーマは1実験目で収率約50%を記録していたので、一瞬で終わるぞ!と張り切っていたのですがそこからがとても長く結局半年以上かかってしまいました。
ホスフィン試薬の不均化、NMRのH–P,C–Pカップリング、幾度となく襲い来る偏頭痛、とても苦しい戦いでしたが最後に勝ったのは一色でした。
色々な思いではありますが、今回の論文で一番印象深いのは溶媒を変更することで収率が大幅に向上した点です。
やはり反応系に一番多く存在しているだけありその影響力は目を見張るものがありますね。
ついに2報目のファーストオーサー、博士号を得る資格を得たので次からはアッと驚くような結果を出せるように難しいテーマに挑戦していきたいです。
これからも飲み会も実験も頑張る男、一色遼大の活躍にご期待ください
最後に、この論文もMost Read Articleを狙っているので「1日1ダウンロード」をお願いします。
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一色遼大
博士 : 早稲田大学山口研究室
卒業生。英語が得意。ずっと近場で一人暮らしをしている。
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