こんにちは、D1の加藤です。
先日、オンラインで開催された21st Tetrahedron Symposiumに参加しました。
実はこの国際学会、もともとは2020年6月にスウェーデンで開催予定でしたが憎きコロナウィルスの世界的な感染拡大の影響をもろに受けてしまいました。当初の予定では丸々1年スケジュールを延期して2021年の6月に現地開催する予定でしたが、なかなか収束してくれないウィルスのせいでface to faceでの開催も困難となり、オンラインで開催するということになりました。
僕自身初めての国際学会、単身ヨーロッパに行かせてもらえるということでかなりワクワクしていたのですが、コロナの影響で延期→やっぱり現地開催ムリ、オンラインに移行ということでかなりショックで、現地に行けないのであれば出る意味ないなぁと思っていました。が、せっかく申し込みもしたしabstractも受理されていたので、英語発表には不安がありましたが参加を決意しました。
今回の学会では専用のWebアプリを事前にダウンロードして自身のアカウントでアクセスする必要がありました。ホームメニューから全体のスケジュールや参加者の情報、abstractなどに簡単にアクセスできるだけでなく、講演やポスター発表もこのアプリから参加することができ、かなり使い勝手が良かったです。
今回一番魅力的だったのはゲストスピーカーが非常に豪華だったことです。海外のトップランナーの講演をラボで気軽に楽しめたのは非常にありがたかったですが、欲を言えば対面でお酒を交わしながらディスカッションしたかったなぁというのが本音です。。一方でこれはオンラインのいいところだと思うのですが、今回の学会全ての発表が録画されていて、アカウントがあれば開催から6ヶ月間、アプリから講演を見返すことができるそうです。見逃してしまった講演も後から見ることができるのはありがたいですね。
ゲストの講演会は非常に面白かった一方、ポスターは発表者に対して聴衆の数が圧倒的に少なく、2時間の持ち時間で自分の部屋を訪れてくれたのはわずか4人(内二人は何も言わずに出てった)という寂しいものでした。初めての英語発表に向けてセリフを作って頑張って練習してたのにちょっと残念でした。それでも、わざわざ部屋に来て質問してくれた方とは有意義なディスカッションができ、また英語で自身の研究を話すという経験もできたので、良かったです。
また、オンラインだからしょうがないのですが、レセプションや、バンケット、ツアーなどがなかったのもやはり残念です。何かしらオンラインでできる懇親会のようなものを用意してくれたら嬉しかったなぁと。。。
総じて対面の学会に参加してお酒飲みながらたくさんコミュニケーションとりたいなぁと思いました。そんな日がいつ戻って来るかはまだまだわかりませんが、次こそは対面での国際学会に参加したいです。そのためにも今はたくさん実験していつでも学会に行けるように成果を出したいですね。頑張ります。
ちなみに次の22nd Tetrahedron Symposiumは来年6月末にポルトガルのリスボンで開催予定だそうです。
加藤弘基
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