みなさんこんにちは。先日研究室移転を完了し、綺麗なnewラボのおかげでモチベーションmaxの加藤です。
少し遅くなりましたが先日JACSに論文がアクセプトされました。名古屋大学伊丹研究室で行っていたアルカン(シクロプロパン)のヒドロホウ素反応についてです。
σ-Bond Hydroboration of Cyclopropanes
Kondo H.; Miyamura, S.; Matsushita, K.; Kato, H.; Kobayashi, C.: Arifin; Itami, K.; Yokogawa, D.; Yamaguchi, J.
J. Am. Chem. Soc. 2020,142, 11306–11313.
DOI 10.1021/jacs.0c05213
潤さんが名古屋時代から温めていた反応で、満を持してサブミットしたところ膨大な論文訂正を迫られました。そこに松下さんと僕を投入していただき、微力ながら関わらせていただきアクセプトに至りました。
有機化学を学んだ人間なら誰もが知っているアルケンのヒドロホウ素化反応の“アルカン“バージョンです。早稲田大学のプレスリリースや、化学工業日報で取り上げていただき、Chemistry Viewsにハイライトされるなど注目度も高い論文となっていますので、ぜひcheckしていただけたらと思います。
ちなみに僕の主テーマである脱芳香族化も近々面白い成果を報告できそうなのでそちらも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
最後に本テーマに関わらせていただけたこと、本論文の共著者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
加藤弘基
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